冬におすすめ!ロシアの絵本

Mother and son are reading picture books in bed

寒さ厳しいこれからの季節。

おうちでこどもと過ごす時間も増えがちですね。

この季節にふと読みたくなるのが寒い国のお話。

温かみあふれる絵柄に惹かれるのかもしれません。

今回は、ロシアの絵本をご紹介したいと思います。

 

てぶくろ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

てぶくろ

エウゲーニー・M・ラチョフ 絵

うちだりさこ 訳

 

この『てぶくろ』という絵本。

小さい頃読んだ記憶がある方も多いことでしょう。

日本でも50年以上重版を重ねているロングセラーです。

 

作者のエウゲーニー・ミハロヴィチ・ラチョフ(1924〜1997)は、ロシアのシベリアに生まれた画家。

その後ウクライナのキエフで絵を学び、数々の作品を発表します。

冬の野原に落とされたてぶくろに、暖を求めて動物たちが次々と入っていくという物語。

手袋の暖かさがいやが上にも引き立つ、荒涼としたいかにも寒そうな風景に、作者のシベリアでの原体験を見る気がします。

 

ロシアのわらべうた

わらべうた

ロシアのわらべうた

K.チュコフスキー 編

Y. バスネツォフ   絵

偕成社

 

絵は、ユーリ バスネツォフ(1900〜1973)。

『3びきのくま』の絵を描いたことで有名ですね。

さんびきのくま

『ロシアのわらべうた』は、チェクフスキーが集めたロシアのわらべうたの歌集絵本。

一曲ずつのイメージをバスネツォフが描いています。

その絵が、とにかくかわいい!

東欧のかわいらしい雑貨のような絵柄で、温かみがあって懐かしい感じ。

この世界観に惹かれて、夢中でページをめくってしまいました。

彼はロシアの国民的挿絵画家だったそうですが、人気の秘訣がわかる気がします。

 

中身を写真でご紹介したいところですが、著作権法に触れてしまうのでそれができず…。

2019年2月末まで期間限定で待合室に置いておきますので、ぜひ、お手にとってみてくださいね。

IMG_2248

はらだこどもクリニックの待合室には、温かそうな表紙が印象的な絵本が他にもたくさん!

寒風の中ご来院いただいた親子を、本棚のこびとたちと共にお迎えしています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

あたたかい冬物語

600

あけましておめでとうございます!

今年も絵本で楽しい暮らしを♪

ーーー本棚のこびとたち

 

お正月明けの冬晴れの空の下、枝ばかりになった木々をからっ風が吹き抜けていきます。

自転車の前かごに乗せたこどものほっぺたも、いつしかりんご色に…。

一年で最も厳しい寒さのこの季節は、身も心もぎゅっと縮こまってしまいそうですね。

 

ここははらだこどもクリニックの待合室。

ずらりと並んだ絵本が、寒風の中クリニックを訪れる親子をお迎えしています♪

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

心を温めてくれる絵本をご紹介♡

 

今月の絵本のテーマは『あたたかい冬物語』。

「クリニックを訪れる親子の心が、少しでも温かくなりますように…。」

そんな願いを込めて、本棚のこびとたちが絵本をご紹介。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

北欧チックな本棚のこびと

北欧チックな本棚のこびと

 

 

こびとのくつや

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作: グリム

絵: バーナデット・ワッツ

訳: ささき たづこ

出版社:西村書店

 

貧しいくつ屋のために、夜中に現れたこびとたちが素晴らしいくつを作ります。

そのくつはどんどん売れていき、やがてくつ屋は大繁盛!

子どもの時もお気に入りのお話でしたが、大人になった今は仕事の〆切が迫ったときに決まって思い出すお話、でもあります。

「あのお話みたいにこびとが現れて、仕事を手伝ってくれたら…。」

 

てぶくろ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

絵:エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ

訳:うちだ りさこ

ウクライナ民話

出版社:福音館書店

 

あたたかそうな色合いの表紙が目を引く『てぶくろ』。

フォークロア調のフレーム模様がかわいくて、飾っておきたくなります。

 

森の中に落ちている手袋に、次々と動物達がやって来て住みついていくのですが…

ページをめくるたび、手袋のおうちが住み心地良さそうにリフォームされていく様子が何ともユニークです。

 

元はウクライナの民話だったこのお話。

厳しい寒さの中、きっとこども達はあまり外で遊べなかったのでしょう。

退屈しがちな冬の間、せめてこどもが想像の世界で遊べるようにと、誰かが暖炉の前でしてあげた楽しいお話が始まりだったのかもしれません。

 

私はこどもと歩いている時、道ばたに落ちている手袋を見つけ、

「中に、動物が住んでいるかも?」

なんて会話をしながら楽しい想像をふくらませたことがあります。

すると無味乾燥なアスファルトの歩道も、急に森の道になったような気がして、ずいぶん楽しくなったものでした。

 

想像力は、厳しい現実を乗り越えるためのチカラ。

そんなことを感じる事のできる、不滅の名作絵本です!

 

雪のかえりみち

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作: 藤原一枝

絵: はた こうしろう

出版社: 岩崎書店

 

雪がたくさん降った日は見慣れた風景も一変し、なんだかとてもドラマチック。

この絵本は、そんな雪の日の街を舞台にしたある男の子の成長物語です。

 

主人公は小学1年生の男の子。

突然の大雪。いつもと勝手の違う帰り道…。

お母さんは仕事をしていてお迎えには来れません。

頼みの綱のお兄ちゃんには会えず、初めて1人でバスで帰ることに。

寒さや不安に耐え、親切な大人に励まされながら、何とか家にたどり着いた男の子の気持ちを温かく描いています。

 

人気の絵本作家・はたこうしろうさんの中でもまほうの夏と並んで、特に人気の高い作品です。

 

手ぶくろを買いに

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作: 新美 南吉

絵: 黒井 健

出版社:偕成社

 

「人間は恐ろしいから、決してきつねと見破られてはならない。」

そう母ぎつねに言いつけられ、片方の手だけ人間の手に変えられた子ぎつねは、ひとりぼっちで人間の街に手袋を買いに行くのです。

ところが子ぎつねは、帽子屋で緊張のあまり人間の手と反対の手を出してしまい…。

子ぎつねは、無事に母ぎつねの元に帰って来れるのでしょうか?

 

表紙の絵を見て『ごんぎつね』を思い出す方も多い事でしょう。

どちらも新美南吉×黒井健のゴールデンコンビが手がけているのです。

 

『ごんぎつね』は、きつねが人間に殺められてしまう結末でしたが、

このお話では、きつねが「人間はいいものなのかもしれない」と思うところで終わります。

結末が、正反対なのも興味深いところです。

 

 

かさじぞう

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作:松谷 みよ子

絵:松永 禎郎

出版社:世界文化社

 

誰もが知っている『かさじぞう』。

大みそかの晩、貧しくも心優しい老夫婦におこった奇跡のお話です。

窓越しに聞こえてくる除夜の鐘をBGMにして読めば、お話の世界がより子どもの心に深く染み入っていくことでしょう。

お正月を迎えられる喜びにあふれたお話。

大みそかにこどもと味わいたい一冊です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

寒さはこれからが本番!

体調を崩しがちな厳しい季節ですが、親子で元気にこの冬を乗り切りたいですね。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

☆おまけ☆ 絵本コーナーのどこかにマックロクロスケが!

 

 

 

クリスマスをワクワクして迎える絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

いよいよ12月!

イルミネーションがキラキラと輝く街を歩くだけで、なんだかワクワクしてきますね。

はらだこどもクリニックの待合室も、すっかりクリスマスムードです☆

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

サンタ姿の本棚のこびとたちが、ワクワクをもっと高めてくれるクリスマス絵本を並べてくれています♪

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

クリスマスに読みたい絵本、あります!

 

 

こんなサンタが来たらどうしよう!?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

まどからおくりもの

作・絵: 五味 太郎

出版社:偕成社

 

ここに登場するのは、大ボケなサンタ。

窓の中にちらっとみえる動物をみて、

「うさぎさんには、これ」

なんて窓から贈り物を放り込むのですが、これがカン違いの連続!

親子でクスっと笑ってしまうことでしょう。

 

【小さい子向けのクリスマス絵本としても】

クリスマス絵本はストーリー性があるものが多いので、対象年齢が5、6歳以上のものが主流となります。

その中で、文章も少なく穴あきしかけ絵本でもあるこの作品は、1歳くらいから楽しめるという声も。

幼児向けのクリスマス絵本としてもおすすめです!

 

1、2、3…数えて楽しむクリスマス絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

わたしのすてきなクリスマスツリー

作: ダーロフ・イプカー

訳: やました はるお

出版社:BL出版

 

アメリカで50年以上前から活躍し続ける絵本作家の作品です。

カウンティングブックになっているので、数に興味が出てきたこどもにぴったり!

そして、自然豊かな土地に暮らしてきた作者が描く動物達は、とてもいきいきとして魅力的。

なので、動物好きのこどもにもおすすめです。

”きびたいしめ”など、耳慣れない動物の名前も出てきて

「そういう動物もいるんなだなあ」と親子で勉強になったりします。

 

森の聖夜のイメージをかき立てられる表紙は、クリスマスのリビングに飾っておいても素敵♪

 

 

こんなクリスマスケーキを食べてみたい!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ぐりとぐらのおきゃくさま

作: 中川 李枝子

絵: 山脇 百合子

出版社:福音館書店

 

ぐりとぐらが、森で見つけた大きな足跡は、二人の住むおうちまで続いてました。

玄関には、見たことあるような赤いコートが…?

この珍しいおきゃくさまと一緒に大きなチョコレートケーキを食べるシーンが、なんといってもハイライト☆

guriguraxmas_list

こどもの憧れが詰まった、とても夢のあるケーキ

このケーキをそのまま再現をしたお料理上手な方もいらっしゃるようで…。

こちらのブログには、レシピも紹介されています。

なんでも、お子さんと一緒に作れるように考案したんだとか。

絵本を広げながら、親子で作るのも楽しそう♪

 

読み比べて、サンタの歴史を感じてみる!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

表紙のサンタの違いに注目!!

 

左の絵本

しずかなしずかなクリスマス・イヴのひみつ

詩:クレメント・クラーク・ムーア
絵:アンジェラ・バレット
訳:石井 睦美
出版社:BL出版

 

右の絵本

クリスマスのまえのばん

作: クレメント・C・ムーア
絵: ウィリアム・W・デンスロウ
訳: 渡辺 茂男
出版社:福音館書店

 

並んでいる2冊の絵本。

両方とも、1822年にアメリカで発表された

『クリスマスの前のばん』”The Night Before Christmas”

という詩を絵本化した作品なのです。

だから本文はどちらもほぼ同じ。

なのに、サンタクロースの雰囲気が全くと言っていい程違うんです!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白いひげ&赤い服のスタンダードなサンタ

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

よっぱらいのおじさん!?

 

下の絵…「サンタのイメージから遠い」と思いませんか?

上のサンタよりも若く、目つきがややギラついています。

鼻の赤さもあいまって、まるで一杯ひっかけたテンションの高いオジサンみたい…。

そして黒いコートとくわえたパイプがダーティーなイメージにさらに拍車をかけ、不審者感がアップ!

もし、こんなサンタに夜中に侵入されたら、子どもはおびえて泣くこと間違いなし。

迷わず110番通報してしまうことでしょう。

 

実は、このサンタが描かれたのはおよそ100年前

この絵本は、100年前初版のクリスマス古典絵本なのです。

 

【サンタクロース イメージ変遷の歴史】

今や世界中に広がったサンタ伝説。

その歴史をひもといてみると、サンタクロースのイメージは最初から固定されたものだったわけでなかったようです。

ここに描かれた「チョイ悪おじさんタイプのサンタ」の他にも、下の画像のようなサンタも!

 

世界最古

世界最古のサンタ像

 

すれ違うのもちょっと…な出で立ちです。

他にも妖精や恐ろしげな子鬼もあったそうで、長い歴史の中でいろんなタイプのサンタクロースが描かれてきました。

やがて黒い服が赤い服になり、小人から普通の背丈のおじいさんになったりしながら、次第にサンタ像が淘汰されていき…。

そして1931年にコカコーラのポスターに描かれたサンタクロースのイメージが世界中に広まって、今に至る…と言う訳です。

 

コカコーラのポスターのサンタ

コカコーラのポスターのサンタ

 

*この辺の歴史を非常に詳しく解説されたサイトがこちら

 

そしてこちらの絵本は2012年出版。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

現在の正当派サンタクロース

 

現在のサンタクロース像のイメージで描かれていますね。

 

長い歴史の中で、世界中の人々が共有しながらイマジネーションをふくらませてきたファンタジー。

それがサンタクロース伝説だと気付かせてくれる2冊の絵本。

ぜひお手に取ってみてくださいね。

 

 

あたたかい冬物語

あたたかい冬物語

冬らしい鈍い灰色の空の下に広がるのは、街路樹がすっかり葉を落とした冬枯れの風景…。

北風に吹かれて、いつしかこどものほっぺもりんご色に。

そんなこの季節、温かみを感じる絵本がおすすめです。

寒風の中はらだこどもクリニックにやってくる親子のために、ココロを温めてくれる絵本を本棚のこびとたちがそっと並べてくれていますよ。

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-1

 

ウクライナの森の中で…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

てぶくろ

作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店

 

森の中に落ちている手ぶくろの中に、動物達が次々にやってきて住みついていきます。

これを読んだ後、うちの子達はおふとんにくるまって

「だれだい?てぶくろにすんでいるのは」

と森の動物になりきって遊ぶのが好きでした。

手ぶくろが住みやすいおうちへと少しずつリフォームされていく様子も楽しい♪

今も昔も子どもたちの想像力をかきたてる愛らしいウクライナのお話です。

 

 

ほわほわのきつねにキュンとくる♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

てぶくろ

作: 新美 南吉
絵: 黒井 健
出版社: 偕成社

 

「人間は恐ろしいから、決してきつねと見破られてはならない。」

そう母ぎつねに言いつけられ、片方の手だけ人間の手に変えられた子ぎつね。

ひとりぼっちで人間の街に手袋を買いにいくのですが、緊張のあまり人間の手と反対の手を出してしまいます…。

物語のクライマックスのこのシーン、子ぎつねの不安な気持ちが伝わるのか、こどもの心に深い印象を残すようです。

黒井健の情感豊かな絵で表現された新見南吉の世界が、本当に本当に、美しい。

狐の身体の柔らかな線、雪の冷たさ、夜の灯り…

雪景色が舞台なのに、ページをめくるたびに温もりを感じる不思議な一冊です。

 

 

雪の日の成長物語

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

雪のかえりみち

作: 藤原一枝
絵: はた こうしろう
出版社: 岩崎書店

 

雪がたくさん降った日は見慣れた風景も一変し、なんだかとてもドラマチック。

この絵本は、そんな雪の日の街を舞台にしたある男の子の成長物語です。

 

主人公は小学1年生の男の子。

突然の大雪。いつもと勝手の違う帰り道…。

お母さんは仕事をしていてお迎えには来れません。

頼みの綱のお兄ちゃんには会えず、初めて1人でバスで帰ることに。

寒さや不安に耐え、親切な大人に励まされながら、何とか家にたどり着いた男の子の気持ちを温かく描いています。

人気の絵本作家・はたこうしろうさんの中でもまほうの夏と並んで、特に人気の高い作品です。

 

ディスプレイ全体図

わくわく♪クリスマス

リース

11月も半ばを過ぎると、街のそこかしこにキラキラしたイルミネーションが輝き始めます。

なんだか、クリスマスシーズンのスタートが年々早くなっているような…?

はらだこどもクリニックの待合室の本棚も、12月に入ってクリスマスバージョンにチェンジ!

クリスマスのワクワク感を盛り上げる絵本を、本棚のこびとたちがたくさん並べてくれています。

ƒvƒŠƒ“ƒg

ゆうびんやのくまさん

ゆうびんやのくまさん

作: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

絵: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

訳: 間崎 ルリ子

福音館書店

 

郵便屋のくまさんの一日を描いた絵本。

舞台はイギリス。

クリスマスの日、雪の降りしきる中、くまさんはみんなが楽しみにしているクリスマスカードなどを配達しています。

働く姿がとてもステキに描かれているので、きっと子どもは郵便やさんごっこをやりたくなるに違いない…。

小さな手におさまりやすい小振りなサイズも、人気のヒミツ。

 

ちなみにこの「おしごとくまさん」シリーズは、他にパン屋、植木屋、石炭屋、牧場編などもあります。

どれも、イギリスののどかな時代が描かれていて、まるでおいしい紅茶を飲んだ時みたいにほっとする絵本です

 

しずかなしずかなクリスマスイブのひみつ

しずかなしずかなクリスマスイヴのひみつ

詩:クレメント・クラーク・ムーア  

絵:アンジェラ・バレット  

訳:石井 睦美  

出版社:BL出版 

 

正当派サンタ伝説をこどもに伝えたいなら、まずはこの絵本。

トナカイがひくソリに乗って、煙突から入り、靴下にプレゼントを入れていく様子をファンタジックに描くクリスマス絵本の名作。

これは、アメリカで1823年に発表された”The Night Before Christmas”という詩を絵本化した作品なのです。

 

サンタは小柄で太っていて、ハッピーな笑顔の白ひげのおじいさん

背中におもちゃのたくさん入った袋を背負っている

煙突から家に入ってくる

靴下に贈り物を入れてくれる

 

現在私達がサンタクロース伝説として知るこんなイメージは、この詩が元となり世界中に広がったものだとか。

 

ちなみに、それ以前のサンタクロース像は、国や時代によって様々だったのをご存知ですか?

その中には「こんなサンタには来てほしくない」とすら思うサンタも!

最古のサンタクロース

不審者感漂うサンタクロース 出典:XMAS SQUARE

 

この辺の事を

「怪しすぎる!100年前のサンタクロース」

という記事に書いておきました。クリスマスの話のネタにどうぞ

 

 

まどからおくりもの

まどからおくりもの

作・絵: 五味 太郎

出版社:偕成社

 

ここに登場するのは、大ボケなサンタ。

窓の中にちらっとみえる動物をみて、

「うさぎさんには、これ」なんて窓から贈り物を放り込むのですが、これがカン違いの連続!

親子でクスっと笑ってしまうことでしょう。

 

*小さい子向けのクリスマス絵本としても*

クリスマス絵本はストーリー性があるものが多いので、対象年齢が5、6歳以上のものが主流となります。

その中で、文章も少なく穴あきしかけ絵本でもあるこの作品は、1歳くらいから楽しめるという声も。

幼児向けのクリスマス絵本としてもおすすめです!

 

 

*******************

 

「サンタクロースがトナカイに乗って、真夜中にプレゼントを持ってきてくれる」

そんな伝説を多くの人が想い描くファンタジーな行事って、他には見当たりません。

だから、こどもにとって一年で一番ワクワクする日はクリスマス、なんですね。

クリスマスを指折り数えて待つこどもを見ると、大人まで楽しくなってきます♪

こどもにとっても、そして大人にとっても素敵なクリスマスになりますように…。

 

ディスプレイ正面

 

 

うち読のススメ

**新年あけましておめでとうございます**

本年も本棚のこびとたちと一緒に

絵本のある楽しい暮らしを…♪

 

今年は暖かいお正月でしたが、寒さはこれからが本番!

北風吹きすさぶ日には暖かいおうちで読書をする「うちどく(家読)」がおすすめです♪

小さなこどもなら、絵本の読み聞かせ。

小学生以上なら、同じ本を交代で声を出して読みあったり、それぞれ好きな本を読み、親子で面白かったところを話し合ったり…。

テレビを消して、家族みんなで本を開く時間は、家族の心を温めてくれる素敵な時間になりそうです♪

 

3歳から楽しめる図鑑

あそびのおうさまずかん

編:幼児ソフト企画開発部 

出版社:学研

 

小さなこどもの「これなあに?」「どうして?」に、図鑑で答えてあげたい時があるものですが、従来の図鑑は小学生以上を対象にしていることが多く、使いづらく感じることも。

しかし、最近は小学生以下のこどもの為の図鑑も増えてきました。

その中でもこのシリーズを選んだ理由は以下の4点。

 

①軽いのでこどもが持ち運びしやすい

②普通の図鑑より写真が大きく見やすい

③漢字を使っていない。

④こどもにとって身近な事柄に絞ったテーマ 

 

●図鑑を使うメリット●

小さなこどもは自分でネット検索することは出来ませんが、図鑑なら、こどもが好きな時に自分でひろげることができます。

自分が知りたいと思うこと以上の事柄についても自然に学べて、厚みのある教養を得ることができるます。
また、こうして得た知識はすぐに忘れてしまうネットで得た知識と違い、しっかりと頭に定着していくんですよね。

リビングなどに図鑑を置いて、こどもがいつでも手に取れるようにしておきたいと思う方におすすめのシリーズです。

 

正当派「マッチうりの少女」

マッチうりの女の子

作 ハンス・クリスチャン アンデルセン

絵 スベン オットー 

 

数ある『マッチ売りの少女』の絵本の中で、最高傑作との呼び声高い作品です。

アンデルセンと同じデンマーク生まれの画家オットーによる絵が、お話のイメージにぴったりマッチして、とても説得力があります。

マッチをすって浮かび上がるごちそうやツリーのシーンが印象に残りがちですが、これはこどもがマッチを売り歩き、売れなければ父親に折檻されるという、19世紀初頭の児童労働の悲惨さを描いたとなったお話。

なんでも、アンデルセンの母親のこどもの頃の境遇がモデルなんだとか…。

日本にいると実感しにくいことですが、世界には今もこんな生活を余儀なくされているこども達がたくさんいる事を、読後にこどもに話したくなることでしょう。

 

雪の日の成長物語

雪のかえりみち

作 藤原 一枝  

絵 はた こうしろう

 

雪がたくさん降った日は見慣れた風景も一変し、なんだかとてもドラマチック。

この絵本は、そんな雪の日の街を舞台にした、ある男の子の成長物語です。

 

主人公は小学1年生の男の子。

突然の大雪。いつもと勝手の違う帰り道…。

お母さんは仕事をしていてお迎えには来れません。

頼みの綱のお兄ちゃんには会えず、初めて1人でバスで帰ることに。

寒さや不安に耐え、親切な大人に励まされながら、何とか家にたどり着いた男の子の気持ちを温かく描いています。

人気の絵本作家・はたこうしろうさんの中でもまほうの夏と並んで、特に人気の高い作品です。

 

******************

冬を題材にした絵本には、心温まるお話がたくさんあります。

はらだこどもクリニックにお立ち寄りの際は、親子でお気に入りの一冊を探してみてくださいね。

 

 

 

いろいろサンタ☆

いよいよ12月!

きらめくツリーや、サンタクロースなどのクリスマスモチーフで彩られた街を歩いているだけでなんだかワクワクしちゃいますね♪

はらだこどもクリニックの待合室の絵本コーナーでは、サンタの服を着た本棚のこびとたちが忙しそうにプレゼントを運びながらこども達にこんな質問を

「どのサンタクロースが好き?」

 

ひと言に「サンタクロース」といっても実は、いろんなサンタがいるみたいなんです。

なんといっても、世界中のこどもたちにたったひと晩でプレゼントを配るんだから、サンタは1人きりな訳がなく…

そして、一人一人個性があってしかり。

本棚のこびとたちが、そんな個性豊かなサンタ達を描いた絵本を並べてくれています。

 

大ボケなサンタ

 

まどからおくりもの

作・絵: 五味 太郎

出版社:偕成社

 

ここに登場するのは、大ボケなサンタ。

窓の中にちらっとみえる動物をみて、

「うさぎさんには、これ」などと窓から贈り物を放り込むのですが、これがカン違いの連続!

親子でクスっと笑ってしまうことでしょう。

 

*小さい子向けのクリスマス絵本としても*

クリスマス絵本はストーリー性があるものが多いので、対象年齢が5、6歳以上のものが主流なのですが、この作品は文章も少なく、

穴あきしかけ絵本なので、1歳くらいから楽しんでいるという声が多数。

幼児向けのクリスマス絵本としてもおすすめです!

 

スタンダードなサンタ

 

しずかなしずかなクリスマスイブのひみつ

詩:クレメント・クラーク・ムーア  

絵:アンジェラ・バレット  

訳:石井 睦美  

出版社:BL出版 

 

サンタ伝説をこどもにちゃんと伝えたいならまずはこの絵本

トナカイがひくソリに乗って、煙突から入り、靴下にプレゼントを入れていく様子をファンタジックに描くクリスマス絵本の名作。

アメリカで1823年に発表された”The Night Before Christmas”という詩を絵本化した作品です。

 

サンタは小柄で太っていて、ハッピーな笑顔の白ひげのおじいさん

背中におもちゃのたくさん入った袋を背負っている

煙突から家に入ってくる

靴下に贈り物を入れてくれる

 

現在私達がサンタクロース伝説として知るこんなイメージは、この詩が元となり世界中に広がったものだそうです。

 

100年前のサンタ

クリスマスのまえのばん

作:クレメント・C・ムーア  

絵:ウィリアム・W・デンスロウ  

訳:渡辺 茂男  

出版社:福音館書店 

 

上記の『しずかなしずかなクリスマスイブのひみつ』とぜひ読み比べたいのがこの本。

実は、同じ”The Night Before Christmas”を絵本化した作品なのですがサンタのビジュアルが全然違う事にご注目!

黒い服+くわえパイプのサンタ…?

「え〜、これがサンタ!?」と言いたくなるほどサンタのイメージからかけ離れています。

そもそも黒い服に喫煙しながらこども部屋に侵入なんて、見つけ次第、即通報ですよね!?

 

実はこの絵本、100年前に出版されたものの復刻版なのです。

(先述の「しずかなしずかな…」は2012年出版)

実はサンタの姿は、時代によって大きく変遷しているのをご存知でしたか?

つまりこの黒い服のおじさんが、100年前のサンタクロースのイメージだったのです!

びっくりですよね〜。

さらに、地域によっても大きくイメージは異なったとか。

どのようにサンタのイメージが変化し、あの赤い服+白いひげのおじいさんになったのか…。

『サンタの服が赤くなった理由』に詳しく書きましたので興味のある方はどうぞ

 

****************

サンタを無邪気に信じているこどもとの会話って、夢があって、本当に楽しいですよね♪

クリニックにお立ち寄りの際は、これらの絵本を読みながら

「うちにはどんなサンタさんが来てくれるかな?」なんて親子でイマジネーションをふくらませると今年のクリスマスがさらに楽しくなりそう♪

 

サンタさんがくれた「世界のおとぎばなし」絵本

”アナ雪”の絵本&お人形も♪

 

みなさま、どんなクリスマスを過ごされましたか?

クリスマスの朝はらだこどもクリニックの待合室にはクリニックに来る子どもたちにと、サンタさんが世界のおとぎばなし絵本たくさん置いていってくれました♪

そこで今回は、本棚のこびとたちが”世界のおとぎばなし”をテーマにディスプレイしてくれた模様。

 

本棚のこびとたちの、「こびとのくつや」♪

 

 

こびとからはこんなメッセージが…。

『時を超えて伝わるおとぎ話には、不思議な力があるようで…。

昔も今も変わらない、子どもの健やかな成長を願う秘められたメッセージが、子どもの心に染み渡っていくのかもしれませんね。

この冬、暖かいお部屋で世界のおとぎ話を楽しんでみませんか? 』

 

おとぎ話といえば、グリム&アンデルセンは外せません。

こびとたちがたくさんある絵本から、3冊を紹介してくれています。

 

 

グリム童話より…『こびとのくつや』

 

作: グリム
絵: バーナデット・ワッツ
訳: ささき たづこ
出版社:西村書店

貧しいくつ屋のために、こびとたちがくつを作ります。

そのくつは、どんどん売れていき、やがてくつ屋は大繁盛!

子どもの時もお気に入りのお話でしたが大人になってからは、仕事の〆切が迫ったときに、決まって思い出すおはなし、でもあります。

「あのお話みたいにこびとが現れて、仕事をてつだってくれたらいいなあ…。」

 

グリム童話より…『ブレーメンのおんがくたい』

 

作: グリム
絵: スズキ コージ
訳: 池田香代子
出版社: 三起商行(ミキハウス)

『ブレーメンの音楽隊』という題名なのに、

結局ブレーメンの街には行かず、楽器は持ってはいるものの、一度も弾くこと無くラストを迎えるという、よく考えると何とも不条理なお話に、人気絵本作家・スズキコージのアナーキーな絵がぴったりとマッチする一冊です。

特に男の子に人気です♪

 

アンデルセン童話より…『みにくいあひるの子』

 

作: 角野 栄子
絵: ロバート・イングペン
出版社:小学館

 

『人魚姫』『マッチ売りの少女』など、弱い立場の人々に寄り添った作品をたくさん生み出したアンデルセン。

つらい目に合った時こそ、思い出すお話かもしれません。

また、『みにくいあひるの子』では、深く傷つきながらも、本来の自分を取り戻すというテーマに改めて気付かされます。

実は、思春期にこそふさわしい物語かもしれませんね。

同じタイトルの絵本はたくさん出版されていますが、本作は原作に忠実な文章と、ため息が出るほど美しい絵に、こどもから大人まで夢中になれる一冊です。

 

******************

 

他にも、こんなにたくさんのおとぎ話絵本を頂きました♪

クリニックにいらした際は、ぜひお手に取ってお気に入りを見つけてみてくださいね。

  • マッチうりの女の子
  • あかずきん
  • ラプンツェル
  • ゆきしろとばらあか
  • ヘンゼルとグレーテル
  • ジャックと豆のつる
  • はだかの王さま
  • すずのへいたいさん
  • 白雪姫 グリム童話 新装版
  • きたかぜとたいよう イソップ童話
  • シンデレラ 小さなガラスの靴

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスの魔法をかけてくれる絵本☆

クリスマス絵本を運ぶ 本棚のこびとたち☆

 

気がつけば街は、クリスマスカラー一色!

今日から12月。はらだこどもクリニックの待合室の絵本棚には、

本棚のこびとたちが、クリスマスを彩る絵本をたくさん並べてくれています♪

 

 

サンタにツリー、クリスマスケーキなど、クリスマスには欠かせないものが登場する絵本が並んでいて、こどもでなくてもクリスマスが待ち遠しくなってしまうかも☆

どんな絵本かちょっと見てみましょう。

 

サンタの服が赤くなった理由

 

クリスマスのまえのばん

作: クレメント・C・ムーア
絵: ウィリアム・W・デンスロウ
訳: 渡辺 茂男
福音館書店

 

シックな布製の装丁に、レトロな絵柄が目を引く一冊。

実はこれ、昨年のクリスマスにサンタさんがクリニックに置いていってくれた100年前初版のクリスマス古典絵本なのです。

 

きっと、この本を手に取った方は、サンタの風貌にかなり違和感を覚える事でしょう。

なぜならば、ここに登場するサンタクロース(セントニコラス)が、怪しすぎるんです!

スタンダードなサンタ像

 

左の絵本

『サンタクロースっているんでしょうか?』(偕成社)のように、サンタクロースといえば

”赤い服に、ふさふさの真っ白いおひげ。

大きな体の恰幅の良い、やさしそうな瞳のおじいさん”

というイメージが世界中で定着していますが…

 

これが、サンタクロース…?

 

『クリスマスのまえのばん』での設定は「恰幅の良いおじいさん」ではなく、「小人(背の低い人)のおじいさん」。

赤いサンタよりもちょっと若くて、目つきが、ややギラついており、鼻の赤さとあいまって、まるで一杯ひっかけたテンションの高いオジサンみたい…。

 

そして着ている黒いコートと、くわえているパイプがダーティーなイメージに拍車をかけ、さらに不審者感をアップしています。

こんな人に夜中部屋に侵入されたら、たとえプレゼントをくれたとしても、こどもはおびえるに違いない…。

 

ドイツの最古のサンタクロースの図…

 

なぜメジャーなイメージからここまでかけ離れたサンタ像なのか不思議に思い、色々調べてみると、実は、サンタクロース(セントニコラス)のイメージは

最初から固定されたものだったわけでなく、ここに描かれた「背の小さいおじいさん」の他にも、妖精や恐ろしげな子鬼まで、長い歴史の中でいろんなタイプが描かれていたのだとか。

 

コカコーラの広告に描かれたサンタクロース

 

やがて、黒い服が赤い服になったり、小人から普通の背丈のおじいさんになったりと、次第にサンタ像が淘汰されていき、1931年にコカコーラのポスターに描かれたサンタクロースのイメージが世界中に広まって、今に至る…と、

いわばサンタクロース像のグローバリゼーションの歴史があった、ということらしいです。

*この辺の歴史を非常に詳しく解説されたサイトがこちら

 

それにしても、黒いコートの怪しげなサンタを見た後では最初にサンタの服を赤で描いた人(19世紀の画家テオドア・C・ボイド)のセンスに拍手を送りたくなります!

やっぱり赤いサンタだからこそ、世界中の人気者になったのでしょうね

 

長い歴史を経ながら世界中の人々が共有して、イマジネーションをふくらませてきたファンタジー。

それがサンタクロース伝説だと気付かせてくれる絵本です。

 

おいしそうなクリスマスケーキが登場する絵本

 

ぐりとぐらのおきゃくさま

作: 中川 李枝子
絵: 山脇 百合子
福音館書店

ぐりとぐらが、森で見つけた大きな足跡は、二人の住むおうちまで続いてました。

玄関には、見たことあるような赤いコートが…?

この珍しいおきゃくさまと一緒に大きなチョコレートケーキを食べるシーンが、なんといってもハイライト☆

 

こどもの憧れが詰まった、とても夢のあるケーキ♥

このケーキをそのまま再現をしたお料理上手な方もいらっしゃるようで…。

こちらのブログには、レシピも紹介されています。

なんでも、お子さんと一緒に作れるように考案したんだとか。

絵本を広げながら、親子で作るのも楽しそう♪

 

 

クリスマスを、陰で支える人もいる

 

ゆうびんやのくまさん

作・絵:フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン
訳:間崎 ルリ子
福音館書店

クリスマスにがんばるのは、サンタさんだけではありません。

郵便局にお勤めのくまさんはみんなが楽しみに待っているクリスマスカードやプレゼントを、雪の降り積もる中、一軒一軒配ります。

まじめに働くくまさんの愛くるしい姿が、こどもに「働くってどういうことか」を優しく教えてくれています。

 

************

「こどもに、素敵なクリスマスの魔法をかけてあげたい…」

そんな時は、ぜひ絵本の力を借りてみて。

おもちゃなどのモノだけではなく、子どもの時にしか訪れないクリスマスのファンタジーもプレゼントできるといいですね

 

関連記事

クリスマスプレゼントに絵本を♥ 〜簡単ラッピング編〜

 

 


怪しすぎる!100年前のサンタクロース

クリスマスのまえのばん 表紙

一目見て、違和感を感じるクリスマス絵本

 

クリスマスのまえのばん

作: クレメント・C・ムーア

絵: ウィリアム・W・デンスロウ

訳: 渡辺 茂男 福音館書店  

シックな布製の装丁に、レトロな絵柄が目を引く一冊。

実はこれ、昨年のクリスマスにサンタさんがクリニックに置いていってくれた100年前初版のクリスマス古典絵本なのです。

きっと、この本を手に取った方は、サンタの風貌にかなり違和感を覚える事でしょう。

なぜならば、ここに登場するサンタクロース(セントニコラス)が、怪しすぎるんです!

 

スタンダードなサンタ像

 

上の絵本『サンタクロースっているんでしょうか?』偕成社)のように、サンタクロースといえば

”赤い服に、ふさふさの真っ白いおひげ。

大きな体の恰幅の良い、やさしそうな瞳のおじいさん”

というイメージが世界中で定着していますが…

 

これが、サンタ…??

 

『クリスマスのまえのばん』での設定は「小人(背の低い人)のおじいさん」。

赤いサンタよりもちょっと若くて、目つきがややギラついており…

鼻の赤さとあいまって、まるで 一杯ひっかけたテンションの高いオジサンみたい…。

そして着ている黒いコートと、くわえているパイプがダーティーなイメージに拍車をかけ、さらに不審者感をアップしています。

こんな人に夜中部屋に侵入されたら、たとえプレゼントをくれたとしてもこどもはおびえるに違いない…。

 

ドイツの最古のサンタクロース

 

なぜメジャーなイメージからここまでかけ離れたサンタ像なのか不思議に思い、色々調べてみました。

実は、サンタクロース(セントニコラス)のイメージは最初から固定されたものだったわけでなく、ここに描かれた「背の小さいおじいさん」の他にも妖精や恐ろしげな子鬼まで、長い歴史の中でいろんなタイプが描かれていたのだとか。

 

コカコーラのポスターに描かれたサンタ像

 

やがて、黒い服が赤い服になったり、小人から普通の背丈のおじいさんになったりと次第にサンタ像が淘汰されていき…

1931年にコカコーラのポスターに描かれたサンタクロースのイメージが 世界中に広まって、今に至る…と、

いわばサンタクロース像のグローバリゼーションの歴史があった、ということらしいです。

 

*この辺の歴史を非常に詳しく解説されたサイトがこちら

 

それにしても、黒いコートの怪しげなサンタを見た後では、最初にサンタの服を赤で描いた人(19世紀の画家テオドア・C・ボイド)のセンスに 拍手を送りたくなります!

やっぱり赤いサンタだからこそ、世界中の人気者になったのでしょうね

長い歴史を経ながら世界中の人々が共有して、イマジネーションをふくらませてきたファンタジー。

それがサンタクロース伝説だと気付かせてくれる絵本でした。

Scroll Up