絵本のディスプレイ

秋を感じる絵本

P1014095 (1)

 

9月に入ったとたんに秋の空気に入れ替わったようで…。

ここ大阪では初秋らしいお天気が続いて、とっても爽やかな日々です♪

実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋などなど、秋は楽しいことがいっぱいですね。

今、はらだこどもクリニックの待合室の本棚には秋を感じる絵本がにぎやかに並んでいます。

「クリニックを訪れるこども達の秋が、より楽しくなりますように」

そんな思いで本棚のこびとたちがピックアップした絵本をご紹介していきます♪

 

おお

秋を感じる絵本を、本棚のこびとがセレクト♪

 

衝撃のラストシーン…あなたはどう思う?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ごんぎつね

作:新美 南吉

絵:黒井 健

出版社:偕成社

 

兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心からついとってしまったキツネのごん。

少しでもつぐなおうと、ごんは兵十の家の軒先に心づくしの贈り物をそっと置いてくるのですが…。

ごんの善意に兵十は気付かず、なんと兵十は、銃でごんを撃ち殺してしまうのです。

この衝撃のラストシーンが心に残っている方も多いことでしょう。

 

「なにも、ごんが死ぬ必要はなかったんじゃない?」

「作者はこの物語で、一体何が言いたかったの?」

 

そんな感想を持つ人も多い、今なお波紋を呼ぶこのラストシーン…。

なんだかとても気になって、新美南吉の人物像を紐解いてみることに。

すると、思いがけない発見があって…思わず別立てで記事にしてしまいました♪

興味のある方はどうぞ↓

『ごんぎつね』衝撃のラストシーンの理由は?

 

どんぐりを見つけたら…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

どんぐり

作・絵:こうやすすむ

出版社:福音館書店

 

小さなこどもってどんぐりが大好きですよね。

ころん、とした形の可愛らしさ。ツヤツヤしていて、なんだか美味しそう!

そんなビジュアルに惹かれるのでしょうか。

 

そんな身近などんぐりに隠された秘密がわかる科学絵本です。

どんぐりを食べるリスやネズミ。

でも、食べるだけでなくて、どんぐりの木にちゃんとお礼もしています。

助け、助けられる自然界の営みが、小さなこどもにもわかるように描かれています。

身近などんぐりを通して、こどもの「科学する目」が開くきっかけになりそう。

 

絵とストーリーを手がける作者のこうやすすむさんは、樹木・森林生態の研究者だそうで…。

納得の説得力です!

 

 

お月見に持っていきたい絵本2冊

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

パパ、お月さまとって!

作:エリック・カール

訳:もり ひさし

出版社:偕成社

 

幼児にとって、月はとても不思議な存在のようです。

近くに見えているのに決して届かない…。

うちの子も、2歳くらいの時にジャンプして月を取ろうとしたことがありましたっけ。

 

このお話のモニカも、夜空に浮かぶ月がどうしても欲しくなり、とうとうパパに

「お月さまとって!」

とムチャなお願いをするのです。

が、このパパ、娘のそんな荒唐無稽な願いを叶えてしまいます!

「絵本でしか出来ない事をやってくれた!」

そんな感のある大胆な展開と、楽しい仕掛けがこどもの心を捉えて離しません。

 

そしてこの絵本、お月見に持って行って読むと最高なのです!

パパが、長いハシゴを持ち出して月を取りに行くというシーンで、本物のお月さまとコラボレーション!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

本当に月までハシゴが届いたみたいです☆

 

※上記のお月見の様子をこちらに書いています↓

こどもとお月見…準備から楽しんで ♪

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

かぐやひめ

作:舟崎 克彦

絵:金斗鉉

出版社:小学館

 

かぐやひめが月に帰っていったのも十五夜の夜だったとか…。

月明かりの下で読んであげるとよりロマンティックな気持ちになれそう。

これもお月見に持っていくとバッチリはまる絵本です。

 

ご存知のように、かぐやひめの絵本は数多く出版されています。

こういう誰もが知っている昔話の絵本は、絵柄がアニメ調になるか、または個性的すぎてこちらの物語に抱いているイメージから遠すぎるものになるか、というパターンが多いように感じています。

そんな中でもこの作品は、平安調でありながら現代の感覚にもマッチする絵でおすすめです!

 

 

秋空の下のピクニックに

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ちいさなくも

作・絵:エリック・カール

訳:もり ひさし

出版社:偕成社

 

こどもが雲を見て「おさかなみたい!」「かおにみえる!」

なんて想像をふくらませるのは、世界中どこの国でも同じ。

そんなこどもの伸びやかな空想をそのまま絵本にしたようなとても夢のある作品。

すいこまれそうな青空が見事に表現されていて…。

秋の澄んだ青空の下のピクニックに持っていきたくなる一冊です。

 

 

******************

秋は、読書の秋とも申します♪

クリニックにお越しの際はぜひ、魅力あふれる秋を感じる絵本をお手にとってみてくださいね。

 

300

 

 

夏を彩る絵本

P10139522

 

大阪の梅雨明けはこれからですが、はらだこどもクリニックの本棚は一足先に夏真っ盛り!

海辺でバカンスを楽しむ本棚のこびとたちが、夏を彩る絵本を紹介してくれています♪

a

P10139563

 

ひまわりのおはなし

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おひさまみたいに

文:スーザン・マリー・スワンソン

絵:マーガレット・カドス=アーヴィン

訳:ふしみ みさを

出版社:ほるぷ

 

小さな種がひと夏のうちに自分よりも大きくなる不思議さ。

真夏の太陽にも負けない、力強い美しさ…。

そんな素朴な感動が、ページをめくるたびにあふれてくる絵本です。

ひまわりを育てている時に読んであげると、花が咲くのがもっと楽しみになりそう♪

 

キャンプのおはなし

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ようこそ森へ

作:村上 康成

出版社:徳間書店

 

森にキャンプにやってきた家族。

テントを張ってたき火をおこし、星を見ながらごはんを食べる楽しげなその様子を、表紙に描かれたカケスという野鳥がそっと見守っていて…。

カケスの目線から人間を見る事で、キャンプをする上でとても大切なことを知らず知らずのうちに気付く事ができます。

キャンプに持参して、夜、ランプの下で読むと想像力がふくらみそう。

 

はじめての海のおはなし

P1013937

うみ ざざざ

作:ひがし なおこ

絵:きうち たつろう

出版社:くもん出版

 

初めて海で泳いだ時、大きな波の音にびっくりしませんでしたか?

そして水平線を見た時「どこまで広がっているのかな・・・」

と不思議な気持ちになりませんでしたか?

そんな一つ一つの感動が、丁寧かつ爽やかに描かれています。

海デビューの想い出をそのまま閉じ込めたような絵本を、海のお出かけにぜひ。

 

船の旅のおはなし

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ふねくんのたび

作:いしかわ こうじ

出版社:ポプラ社

 

ちいさなふねくんはたのまれた手紙を届けに、大きな港町まで出かけることになりました。

大海原を船で旅している気持ちになれる爽やかな一冊です。

心躍る迫力の見開きページが見どころ!

船の旅のお供にも…。

 

****************

こうして並んだ絵本を眺めていると、夏って本当にビビットな色にあふれていることに気がつきます。

そしてこどもにとっての夏は、大人の夏よりも色鮮やかな色彩に彩られたものなのかもしれません。

クリニックにお越しの際は、ぜひお子さんと一緒にお気に入りの夏絵本を見つけてみてくださいね。

 

P1013957

 

 

育児が楽しくなる絵本

はらだこどもクリニックが、2017年5月2日に移転&リニューアルオープンしました!

 

DSC_0115 (1)

明るくて開放的な待合室

 

それに伴い、本棚に住んでいるこびとたちも新しい待合室へとお引越し。

オープンに合わせて、たくさんの本を置いていってくれています。

名称未設定-1

これ

絵本コーナーもワイドになりました♪

 

リニューアル第1弾は、「育児が楽しくなる絵本」。

DSC_0064 (1)

何かとストレスが溜まりがちな育児が楽しくなる絵本を紹介してくれています。

 

「うちの子と同じ!」 で気が楽に♪

DSC_0049

いっさいはん

作・絵:minchi

出版社:岩崎書店

 

minchi(みんち)さんがツイッターに描いていたイラストが反響を呼び、昨年絵本化。

一歳半のこどもの生態がただただ描かれているだけなのですが、ページをめくるたび

「うちも同じ〜!」

と共感の嵐です。

 

*じっとしない

*興味のおもむくままイタズラばかりする

*叱ったところでことばは通じない…。

 

このような、かなり大変な時期が一歳半。

「こんなにも大変なのは、うちだけじゃないんだ!」

そう思うだけでなぜか救われる。

”いっさいはん”モンスターにふりまわされるパパやママの気持ちを、ひと時楽にしてくれる絵本です♪

 

こどもの変なクセも笑い飛ばそう

DSC_0051

りゆうがあります

作:ヨシタケシンスケ

出版社:PHP研究所

 

鼻をほじったりモジモジと動いたり、親としてはやめさせたいと思う困ったクセ。

それにはちゃんと「りゆう」があるんだよ!

こどもはそう力説します。

その理由というのが

「よくそんな発想ができるなあ」

と呆れつつも思わず感心してしまうものばかり。

読み進めていくうちに、こどものクセを「アハハ」と笑い飛ばせるような心の余裕が生まれてきます。

こどものクセって、親は気になりだすとムキになってやめさせようとしますが、そんな時にこれを読むと肩の力が抜けることうけ合いの、脱力系絵本です。

 

 

不条理なストーリーに親子で爆笑!

DSC_0048

さるのせんせいとへびのかんごふさん

作: 穂高 順也

絵: 荒井 良二

出版社: ビリケン出版

 

森の病院にやってくる動物たちの病気を治す、さるのせんせいとへびのかんごふさんのお話。

と、ここまではよくある設定ですが、その治療方法が常人の想像をはるかに超えているのです!

まず、注射の仕方がすごい。

へびのかんごふさんが薬を口に含んだかと思うと、患者さんの腕を「ガブリ」!

恐怖にひきつる患者の顔!!

でも、これで見事に病気が治るので、患者さんが途絶えることなくやってきます。

そしてページをめくるたびに、見たことのない治療シーンが次々に繰り広げられるのです。

あまりの荒唐無稽なストーリーに、私は読む声が(笑いで)震えてしまいました。

 

この本に、意味や癒しはありません。

でも、こんな本を読んでおとなもこどもも一緒に大笑いすれば、日々の育児ストレスも一瞬で引き飛んでしまいそう!

笑いの力は偉大です!

 

パパへのイライラに効く!

DSC_0061

ヨチヨチ父 〜とまどう日々〜

作:ヨシタケシンスケ

出版社:赤ちゃんとママ社

 

ママの育児ストレスを分析してみると、その中身はどうも子どもへのイライラだけではなく…。

実はママは、パパにも(相当)イラっとしているようです。

パパにパートナーとしての役割を期待するものの、パパの育児スキルのなさ・意識の低さにストレスを感じてイライラがつのり、いつのまにやらトゲトゲしい会話ばかりに。

それがまた新たなストレスになるという、負のスパイラル。

そんな状態に陥ってしまった時は、ぜひこの本を!

 

作者は先に紹介した「りゆうがあります」のヨシタケシンスケさん。

ヨシタケさんご自身が育児に奮闘していた頃の気持ちが、率直かつユーモラスに描かれたイラストエッセイです。

笑いながら読み進めていくうちに、パパが育児の何に戸惑っているかが女性にもだんだんわかってきます。

まあ、理解したところでパパの育児が急に上達するわけでもないんですが…。

それでも

「だから、パパは私と同じようにはできないのね。」

そんな風に思うだけで、ヒートアップしがちなイライラ指数が落ち着いてくることでしょう。

 

パパって、育児においてはママより10ヶ月遅れて入社した中途採用の人なんですよね。

パパがいきなりママと同じレベルの育児ができなくて当たり前。

だからあせらず少しずつ、パパにお仕事を教えていきましょう。

 

 

トイレ トレーニングも 楽しく♪

 DSC_0052 (1)

ゆっくとすっく トイレでちっち

作:たかてら かよ

絵:さこ ももみ

出版社:ひかりのくに

 

幼児期の大きな関門のひとつがトイレトレーニング。

「最初はうまくできなくてあたりまえ。だから親の忍耐力が必要。」

なんて頭でわかっていても、失敗されると親はイライラ、こどもはシュンとしちゃう…。

そもそも、慣れないトイレに入ることすら嫌がるパターンもあったりして、そうなるとこっちは頭を抱えてしまいます。

「トイレトレーニングがもっと楽しくできたらなあ」

と思ったらこの本がおすすめ。

 

大人も思わず入ってみたくなるかわいすぎるトイレがたくさん登場して、

”トイレに行ってみようかな”

というこどもの気持ちを盛り上げます♪

また、この本をトイレに置くことで、トイレへの抵抗感を無くしたという活用例もあるようですよ☆

 

 

****************

 

小さな子どもを育てるって、本当に忍耐の連続ですよね。

コントロールの効かない相手から、逃げることもできない。

自分でトイレに行ってくれて、ご飯も自力で手をかけずに食べてくれて、公共の場では聞き分けよく座ってくれて。

そんな日が明日やって来るならいいけれど、現実はきっと、明日も子どもにたくさん手をかけて、ふりまわされる1日。

渦中にいる親にとっては、この日々が永遠に続くかのように思えてしまいます。

 

すぐには変わらない現実を、どう乗り切るか。

どうしたら育児が楽しくなるのか。

そのヒントは笑うこと、にあるように感じています。

 

『赤毛のアン』シリーズに、折に触れて思い出すこんな言葉があります。

 

「ユーモアは人生の饗宴においてのもっとも風味に富んだ調味料である。自分の失敗を笑い、そしてそこより学べ。

自分の苦労を笑い草にしつつ、そこから勇気をかき集めよ。」

「小さな障害はみな冗談とみなし、大きな障害は勝利の予報であるということを、あたし実際に学んだの。」

『アンの愛情』(新潮社)p344より引用 

 

育児に限ったことでは無いけれど、すぐには変えられない現実も、ちょっと視点をずらして笑いとばすことで、案外楽しく乗り越えていけるんですよね。

今回こびとたちが並べてくれたのは

親子で楽しく笑いあえる絵本

視点を変え、相手に共感できるきっかけになる絵本

です。

クリニックにお越しの際は、ぜひお手にとって親子で「アハハ」と笑っていってくださいね♪

 

 

絵本で応援!春の新生活

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

春は新生活スタートの季節!

お子さんが保育園・幼稚園に入園を控えたご家庭では、こどもの成長に喜びを感じつつも、

「嫌がらずに通えるか心配…。」

「お友達と仲良く遊べるかな?」

なんて、ちょっぴり心配な気持ちになることもありますね。

そんなおうちの方の不安に寄り添い、園生活をサポートする絵本を発見!

本棚のこびとたちが、はらだこどもクリニックの待合室に並べてくれています♪

 

 

保育園の楽しさを伝える絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ほいくえんのいちにち

作:おか しゅうぞう

絵:かみじょう たきこ  

出版社:佼成出版社

 

初めて保育園に子どもを預けるママに、よく読まれている絵本です。

こどもに保育園のイメージをもってもらう事ができ、園生活になじみやすくなる、というのがその理由のよう。

園での生活が朝から夜まで細やかに描きこまれていて、1ページ1ページが見応え充分。

 

また入園前だけでなく、入園後に親子で読むのもおすすめ。

「これ、ぼくの保育園といっしょだ。」

「わたしもこんな風に遊んでるよ!」

なんて話題が弾んで、親が知らない園でのこどもの生活を知る事ができ、発見があります♪

 

 

お迎えを待つこどもの気持ち

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おむかえ

作:ひがし ちから  

出版社:佼成出版社

 

園生活に馴染むまでは、朝、子どもに泣かれて辛い思いをする事も。

いたしかたない事とはいえ、泣き叫ぶこどもの声に平気でいられるママはいないですよね…。

そんな保育園デビューのママたちに支持されている絵本です。

 

朝、お母さんと別れて園で大泣きしてしまうこたろう君。

けれどお昼寝でお母さんの夢を見て、お迎えまでなんとか頑張ろうとします。

そんなこたろう君の姿に“お母さんが大好き!”という気持ちがあふれていて、読んでいて切なくなるほど。

 

仕事・家事・育児をこなすのに必死な毎日。

家族の為に頑張っているはずなのに

「子どもの気持ちを置き去りにしているのでは」と、不安になることもありますよね。

そんな時にぜひ読みたい、親子の心をつなぐお話。

 

 

保育園の楽しさを伝える絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

たろうのともだち

作:むらやまけいこ  

絵:堀内 誠一  

出版社:福音館書店

 

こどもの集団生活では、お友達と仲良くできるかどうかも気になるところ。

そんな時に読みたい「お友達の作り方」がテーマの絵本です。

 

庭をさんぽするこおろぎ。「ひとりぼっちじゃつまんないなぁ。」

そこで歩いていくとひよこがいたので「こんにちは。」

ところが機嫌の悪いひよこは小さなこおろぎを見ると

「けらいになれ!」

二人で歩いていくと今度は猫がいて、ひよこが声をかけるとやっぱり機嫌が悪い・・・。

最後に出会ったたろうの「けらいなんて、ぼくいやだ!」の一言でみんなが気が付きます。

「けらいなんていやだ、ともだちになろう。」

 

強い者が弱い者を従えるなんて、本当は誰も楽しくない。

友だちになるから、楽しく過ごせる。

そんなシンプルだけれど大切なことを教えてくれるお話です。

 

パッと目をひくレトロかわいいイラストは、堀内誠一さん画。

雑誌「an・an」「POPEYE」等を手がけたアートディレクターとしても有名です。

 

 

*****************

*****************

 

登園を嫌がったり、お友達とケンカしたりと、心配の種は尽きない園生活のスタート…。

そんな時は、上でご紹介した絵本を親子で一緒に手に取ってみては?

絵本に描かれている子どもの姿に「この子もこんな気持ちだったのかな?」

と、我が子の気持ちを理解するきっかけになるかもしれません。

 

満開の桜に見守られて始まる新生活の中で、こどもたちはぐんぐん成長していきます。

それは、時に親が思いもしない速さで訪れて「この子に、こんなことができるようになったんだ!」と驚かされることも。

その時が訪れるのを楽しみに、気長に見守っていきたいですね

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

あたたかい冬物語

あたたかい冬物語

冬らしい鈍い灰色の空の下に広がるのは、街路樹がすっかり葉を落とした冬枯れの風景…。

北風に吹かれて、いつしかこどものほっぺもりんご色に。

そんなこの季節、温かみを感じる絵本がおすすめです。

寒風の中はらだこどもクリニックにやってくる親子のために、ココロを温めてくれる絵本を本棚のこびとたちがそっと並べてくれていますよ。

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-1

 

ウクライナの森の中で…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

てぶくろ

作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店

 

森の中に落ちている手ぶくろの中に、動物達が次々にやってきて住みついていきます。

これを読んだ後、うちの子達はおふとんにくるまって

「だれだい?てぶくろにすんでいるのは」

と森の動物になりきって遊ぶのが好きでした。

手ぶくろが住みやすいおうちへと少しずつリフォームされていく様子も楽しい♪

今も昔も子どもたちの想像力をかきたてる愛らしいウクライナのお話です。

 

 

ほわほわのきつねにキュンとくる♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

てぶくろ

作: 新美 南吉
絵: 黒井 健
出版社: 偕成社

 

「人間は恐ろしいから、決してきつねと見破られてはならない。」

そう母ぎつねに言いつけられ、片方の手だけ人間の手に変えられた子ぎつね。

ひとりぼっちで人間の街に手袋を買いにいくのですが、緊張のあまり人間の手と反対の手を出してしまいます…。

物語のクライマックスのこのシーン、子ぎつねの不安な気持ちが伝わるのか、こどもの心に深い印象を残すようです。

黒井健の情感豊かな絵で表現された新見南吉の世界が、本当に本当に、美しい。

狐の身体の柔らかな線、雪の冷たさ、夜の灯り…

雪景色が舞台なのに、ページをめくるたびに温もりを感じる不思議な一冊です。

 

 

雪の日の成長物語

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

雪のかえりみち

作: 藤原一枝
絵: はた こうしろう
出版社: 岩崎書店

 

雪がたくさん降った日は見慣れた風景も一変し、なんだかとてもドラマチック。

この絵本は、そんな雪の日の街を舞台にしたある男の子の成長物語です。

 

主人公は小学1年生の男の子。

突然の大雪。いつもと勝手の違う帰り道…。

お母さんは仕事をしていてお迎えには来れません。

頼みの綱のお兄ちゃんには会えず、初めて1人でバスで帰ることに。

寒さや不安に耐え、親切な大人に励まされながら、何とか家にたどり着いた男の子の気持ちを温かく描いています。

人気の絵本作家・はたこうしろうさんの中でもまほうの夏と並んで、特に人気の高い作品です。

 

ディスプレイ全体図

わくわく♪クリスマス

リース

11月も半ばを過ぎると、街のそこかしこにキラキラしたイルミネーションが輝き始めます。

なんだか、クリスマスシーズンのスタートが年々早くなっているような…?

はらだこどもクリニックの待合室の本棚も、12月に入ってクリスマスバージョンにチェンジ!

クリスマスのワクワク感を盛り上げる絵本を、本棚のこびとたちがたくさん並べてくれています。

ƒvƒŠƒ“ƒg

ゆうびんやのくまさん

ゆうびんやのくまさん

作: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

絵: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

訳: 間崎 ルリ子

福音館書店

 

郵便屋のくまさんの一日を描いた絵本。

舞台はイギリス。

クリスマスの日、雪の降りしきる中、くまさんはみんなが楽しみにしているクリスマスカードなどを配達しています。

働く姿がとてもステキに描かれているので、きっと子どもは郵便やさんごっこをやりたくなるに違いない…。

小さな手におさまりやすい小振りなサイズも、人気のヒミツ。

 

ちなみにこの「おしごとくまさん」シリーズは、他にパン屋、植木屋、石炭屋、牧場編などもあります。

どれも、イギリスののどかな時代が描かれていて、まるでおいしい紅茶を飲んだ時みたいにほっとする絵本です

 

しずかなしずかなクリスマスイブのひみつ

しずかなしずかなクリスマスイヴのひみつ

詩:クレメント・クラーク・ムーア  

絵:アンジェラ・バレット  

訳:石井 睦美  

出版社:BL出版 

 

正当派サンタ伝説をこどもに伝えたいなら、まずはこの絵本。

トナカイがひくソリに乗って、煙突から入り、靴下にプレゼントを入れていく様子をファンタジックに描くクリスマス絵本の名作。

これは、アメリカで1823年に発表された”The Night Before Christmas”という詩を絵本化した作品なのです。

 

サンタは小柄で太っていて、ハッピーな笑顔の白ひげのおじいさん

背中におもちゃのたくさん入った袋を背負っている

煙突から家に入ってくる

靴下に贈り物を入れてくれる

 

現在私達がサンタクロース伝説として知るこんなイメージは、この詩が元となり世界中に広がったものだとか。

 

ちなみに、それ以前のサンタクロース像は、国や時代によって様々だったのをご存知ですか?

その中には「こんなサンタには来てほしくない」とすら思うサンタも!

最古のサンタクロース

不審者感漂うサンタクロース 出典:XMAS SQUARE

 

この辺の事を

「怪しすぎる!100年前のサンタクロース」

という記事に書いておきました。クリスマスの話のネタにどうぞ

 

 

まどからおくりもの

まどからおくりもの

作・絵: 五味 太郎

出版社:偕成社

 

ここに登場するのは、大ボケなサンタ。

窓の中にちらっとみえる動物をみて、

「うさぎさんには、これ」なんて窓から贈り物を放り込むのですが、これがカン違いの連続!

親子でクスっと笑ってしまうことでしょう。

 

*小さい子向けのクリスマス絵本としても*

クリスマス絵本はストーリー性があるものが多いので、対象年齢が5、6歳以上のものが主流となります。

その中で、文章も少なく穴あきしかけ絵本でもあるこの作品は、1歳くらいから楽しめるという声も。

幼児向けのクリスマス絵本としてもおすすめです!

 

 

*******************

 

「サンタクロースがトナカイに乗って、真夜中にプレゼントを持ってきてくれる」

そんな伝説を多くの人が想い描くファンタジーな行事って、他には見当たりません。

だから、こどもにとって一年で一番ワクワクする日はクリスマス、なんですね。

クリスマスを指折り数えて待つこどもを見ると、大人まで楽しくなってきます♪

こどもにとっても、そして大人にとっても素敵なクリスマスになりますように…。

 

ディスプレイ正面

 

 

大人も子どもも大好き!『tupera tupera』の絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「子どものために絵本を読んであげる」

だけだと、ちょっとしんどくなる時も…。

親も子どもも本気で楽しめる絵本なら、読み聞かせタイムがもっと楽しく!

 

今月のはらだこどもクリニックの絵本棚は、ただいま人気沸騰中の

ツペラツペラ(tupera tupera)さんの絵本を特集。

 

ツペラツペラは、亀山達矢さん&中川敦子さんのユニット名。

お二人はご夫婦で、現在育児中でもあります。

「子どものため、と考えすぎるのではなく、大人も一緒に楽しめる絵本をつくりたい」

との想いそのままに、お二人の作り出す作品は親子で楽しめるものばかり!

 

 

やられた!あのパンダにこんなヒミツが!?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

パンダ銭湯

作:ツペラ ツペラ(tupera tupera)

出版社:絵本館

第24回「けんぶち絵本の里大賞」大賞 他 受賞多数。

3歳くらいから

 

銭湯に行くパンダ親子。

お風呂に入る時は、当然服を脱がなければいけません。

「パンダは服なんか着て無いじゃない…」と思ったら大マチガイ!

そして大人はたいがいここで、

「ああ、黒い部分を脱ぐのね」

とタカをくくるのですが、その後の展開でさらに裏切られることに…

子どもの読み物と思ってナメていたら、やられます。

心して読みましょう。

 

 

ナニコレ!?爆笑ナンセンス絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

うんこしりとり

文・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)

出版社:白泉社

「第7回MOE絵本屋さん大賞」 第3位!

2歳くらいから

 

この絵本を選ぶ時、

「これを大々的にディズプレイするのは、品位を疑われるかな?」

と考えて、正直どうしようか迷ったのですが…。

本屋にいたこどもたちが自ら手に取っている絵本が、うんこもの・トイレものなどの下ネタ系なのを見て

「今、こどもが求めているのは、下ネタか!!」

と悟り(?)、思い切って購入。

いぬのうん

どものうん

うちょうのうん

この後、突っ込みどころ満載のおかしなうんこが次から次に繰り出されます。

ヒザからくずれ落ちるようなナンセンスな笑いを親子で味わえる、なかなか無い絵本です(笑)。

 

かわいい!色を楽しむポップな絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いろいろバス

作:ツペラ ツペラ(tupera tupera)

出版社:大日本図書

1歳くらいから

 

いろんな色のバスが、いろんな色のお客さんを乗せてやってきます。

赤い色のバスからは、赤いお客さんが乗降。黄色いバスからは黄色いお客さんが乗降。

色のイメージがふくらんで、楽しい♪

見落としがちですが、運転手さんにもしかけがあるので注目!

最後のページの意味が分かります。

 

 

親子にたくさんの笑いをプレゼントする絵本…

はらだこどもクリニックにご来院の際は、ゆっくり楽しんでいってくださいね♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こわがりさんもO.K!のハロウィーン絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

もうすぐハロウィーン!

この季節になると、ガイコツやらオバケやらコウモリなんかの恐いモチーフを、街のそこかしこで見かけますね。

これが、怖がりのこどもにとってはどうにも苦手らしく…。

恐ろしげなガイコツのそばを、ビクビクしながら通り過ぎているこどもも見かけます。

そんなこども達の為に、本棚のこびとたちこわがりさんでも大丈夫な絵本はらだこどもクリニックの待合室に置いてくれていますよ♪

 

 

ハロウィーンの夜の成長物語

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

きょうはハロウィン

作:平山暉彦

訳:大澤 晶  

出版社:福音館書店

5歳くらいから

 

月刊絵本「こどものとも」として出版されたところ、反響が大きく、このたび満を持してハードカバー化した絵本だそうです。

外国(アメリカかな?)に引っ越したばかりのちょっと内気な男の子が、近所のこども達と初めてのハロウィンを体験する中でお友達ができる様子を描いていて、いわば成長物語といったところ。

ハロウィーンがテーマの絵本というと

*ハロウィンという行事について説明する作品

*ドキドキ系の作品

がほとんど。

だから、こういう心が温かくなるお話って珍しいし、親としては嬉しい。

内気なこどもの励みになりそうな、いい絵本です。

 

 

 

フランス生まれのキュートすぎるおばけ絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おばけパーティー

作・絵:ジャック・デュケノワ 

訳:大澤 晶  

出版社:ほるぷ出版

3歳くらいから

 

『おばけパーティー』は、こう見えてなんと20年以来のロングセラーの作品!

(絵がポップだから、そんな昔の作品には見えなくてオドロキ。)

今では世界17カ国で愛されているそうです。

ストーリーの随所でこどもの喜ぶツボを押さえてあって

「こどもの心をよくわかっている人だなあ〜」

と思っていたら、なんと作者は元幼稚園の先生だったとのこと。

う〜ん、ナットク!

こわがりのお子さんにも安心して読んで頂ける、全く怖くないおばけの絵本です♪

 

 

 

赤ちゃんから楽しめるおばけの絵本

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おばけのたいそう

作・絵:ジャック・デュケノワ 

訳:きたむら まさお  

出版社:大日本絵画

1歳くらいから

 

「なかよしおばけ」シリーズのしかけ絵本!

本を傾けるとくさりが動き、オバケの手が動いているように見えるしかけです。

かなり繊細な動きも要求されるので、こどもの指先の訓練にもなりそう?

 

 

****************

 

こわがりさんも、そうでない子も、みんなで楽しいハロウィーンを過ごしたいですね!

 HAPYY HALLOWEEN!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

背後には気をつけて…!

 

 

 

お子さんのイチオシ絵本、募集中♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA写真左のグリーンのキュートなポスター。

はらだこどもクリニックも昨年から応援させていただいている、えほんpicnicのポスターなんです。

えほんpicnic

「公園にpicnicシートを敷いて、オトナもコドモも、絵本を楽しもう!」
をコンセプトに開催される毎年大好評の絵本イベント。

日時:2015年10月1日(土曜日)10時~16時

場所:大阪市西区 靱公園(東園)

主催:大阪市西区役所・えほんpicnic実行委員会

 

本棚のこびとたちもワクワクしたようで…

クリニックの本棚に「ピクニックに持って行きたい絵本」を並べてくれました。

さわやかな秋空の下でのんびり過ごしたくなっちゃいます♪

 

****************************

【えほんpicnic × はらだこどもクリニックのコラボ企画】

ウチの子のイチオシ絵本のエトセトラ

お子さんのお気に入りの絵本情報を、えほんpicnicのWebサイトで募集中!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

何度も読んでいるのに、子どもがなぜか「これ読んで!」とくり返し持ってくる絵本ってありませんか?

そんな子ども達の「イチオシ絵本」情報を大募集☆

その絵本のお気に入りポイントや、読んだ時の子どもの反応などのエピソードを、絵本とお子さんが一緒に写った写真と共にこちらまでお寄せください。

えほんpicnic の公式サイト や Facebook ページにて随時ご紹介させて頂きます。

【投稿された方の中から抽選で5名様に、図書カード(500円分)をプレゼント 】

お子さんのイチオシ絵本にまつわる楽しいエピソード…お待ちしております♪

 

 

きょうだいげんかに悩んだ時に読む絵本

1000128_1-640

「上の子が、下の子に優しくできない…」

2人以上の子を持つ親の多くが一度は悩む事ですね。

 

オモチャの取り合いや言い争いなど、その時々によってケンカの原因は様々なれど、

上の子が下の子に優しくできない根本的な原因は「上の子がママをとられた」と感じているから…。

 

ケンカの原因を追求したり、「どっちが悪い」かはひとまず置いておいて、

まずは、お兄ちゃん・お姉ちゃんの気持ちに共感し受け止めてあげましょう。

その時はじめて子どもは安心して自立でき、下の子に優しくなれるのかもしれません。

 

「自分自身が下の子だったから、上の子の気持ちはよくわからない」

「子どもの頃の気持ちなんて忘れちゃってる」

そんな方に、上の子の気持ちがわかる絵本をはらだこどもクリニックの待合室にてご紹介中。

上の子の気持ちがよくわかる絵本で共感力アップ!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「上の子のキモチ」がわかる絵本、そろえました♪

 

姉と妹

sister

いもうとガイドブック

文:ポーラ・メトカーフ

絵:スザンヌ・バートン

訳:福本 友美子

出版社:少年写真新聞社

 

おねえちゃんにとっての妹とは?

どこへでもついてくるかなりメンドクサイ存在。

それでいてみんなからチヤホヤされて、お姉ちゃんの心中は穏やかではないのです!

でも、妹がいていいこともたくさんあるんですって。それはどんなことかって?

それは、この本を読めばわかります♪

 

イギリスの作家さんがおしゃれに描く姉妹像がとってもキュート♪

家の中で日々繰り広げられる女の戦いに疲れた(?)ママの気分転換になりそうな一冊♪

 

兄と弟

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ぶーちゃんとおにいちゃん

作・絵:島田 ゆか

出版社:白泉社

 

お兄ちゃんが大好きなぶーちゃんは、なんでもお兄ちゃんの真似ばかり。

そんな弟の相手に飽きた兄は一人で遊び出し、おもちゃも貸しません。

どこにでもある”きょうだいあるある”の連発に、思わず「うちも同じ!」と笑ってしまうことでしょう。

作者はバムケロシリーズで大人気の島田ゆかさん。

細部に隠れたストーリーにも、いつもながら目が離せません!

 

四人兄弟!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

4にんのこえがきこえたら

作:おのりえん

絵:はた こうしろう

出版社:フレーベル館

 

四人兄弟の、とにかくパワフルで騒々しい毎日。

寄ると触るとケンカばかりしてしまいます。

でもやっぱり、兄弟みんながいるから楽しい。

そうこども達が気付く結末に「兄弟がたくさんいるって幸せだな」と感じてしまいます。

 

はたこうしろうさんの描く暮らしがまた素敵で「こんな生活してみたい!」と憧れる人多数。

同じくはたさんの、兄と弟の夏休みを描いた『まほうの夏』もかなりおススメです。

8-21-225x300

『まほうの夏』 紹介記事はこちら

 

 

夏休みが始まると、家族が一緒に過ごす時間も増えますね。

仲良く遊んだり、けんかもしたり…賑やかな毎日になりそう!

ママは上手に気分転換しながら、夏休みを乗り切りましょうね〜!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Scroll Up