絵本のディスプレイ

カブトムシ好きのための妄想絵本!

多くの男の子が夢中になる夏のヒーロー。

それはやっぱり

カブトムシ・クワガタでしょう!

図鑑に載っている名前を全て言えるくらいの博士っぷりを発揮する子もいますね。

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こういう少年たちの頭の中では、

じつはこんな妄想が繰り広げられているのでは!?

そんなことを思わせる絵本を発見したのでご紹介します♪

 

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むしプロ

作: 山本 孝

出版社: 教育画劇

 

場所は真夏のオオクヌギスタジアム。

ここでカブト組とクワガタ組の熱い戦いが繰り広げられるのです。

そう、「むしプロ」とは夢の昆虫プロレスのこと。

個性的な虫たちが、それぞれの技を繰り出して戦う様は圧巻。

カブトムシ・クワガタに詳しい子ほど楽しめることでしょう。

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そして文体は「お〜っっと〜!!」といった

古舘伊知郎氏を彷彿とさせるプロレス中継調

これはもう、ぜひお父さんの出番です!

ぜひリングアナウンサーになりきって、ノリノリで読んで頂きたい。

 

はらだこどもクリニックの待合室では、他にも夏を楽しむ絵本をご紹介しています。

ご来院の際はぜひ手にとってみてくださいね。

 

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雨の日が最高に楽しくなる絵本!

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いよいよ梅雨に突入しましたね。

この時期の悩みの一つが、こどもに外遊びをさせられないこと。

おうちのなかでしか遊べない日が続くと、こどもはストレスがたまり不機嫌になりがちです。

私も、買い物や洗濯が思うようにはかどらず、ストレスを感じているところに

こどもが言うことを聞かないとなれば、イライラはMAXに!

あっという間に家庭内の空気は、梅雨空のようなどんよりムードに…。

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そんな時に出会ったのが、この絵本。

ここには梅雨時の親子のイライラを吹き飛ばし、

雨の日が最高に楽しくなる方法が書かれてあったのです!

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『雨、あめ』

作: ピーター・スピアー

出版社: 評論社

 

【あらすじ】

土砂降りの雨の日、おかあさんは二人のこどもにレインコートを着せて

「お散歩に行っていらっしゃい!」

と大胆に外に送り出します。

いつもの景色も雨降りの日は発見がいっぱい!

雨降りの散歩をこどもたちは思い切り楽しむのです。

 

『雨、あめ』に学ぶ雨の日の楽しみ方

「雨だから外で遊ばせられない」

ではなく

「雨だから楽しめる外遊びもある」

という逆転の発想に衝撃を受けました。

 

ある雨の日、この絵本をこどもたちと読んだ後

「同じこと、やってみようか?」と持ちかけると

「やりたい!!」と大喜び!!

 

【雨降り散歩を楽しむポイント】

レインコート+長靴スタイルで。

泥水で汚してもOKの服を着せる

● 風邪を引かせないよう、お散歩に行く前にお風呂を準備しておく。

 

ちなみに、この絵本の中ではこどもだけでお散歩をさせていますが…

舞台となっている自然豊かな地域と違って、うちは都会暮らしですし、

小学校低学年と幼稚園生のこどもだけで外出させるのは、さすがに不安。

なので、私もレインコートを着込み、

こどもと一緒に自分も雨を楽しむつもりでお出かけしました♪

 

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雨降りのお散歩、楽しい!

近所の公園に行ってみると、案の定誰もいません。貸切気分です♪

「今日はトクベツに、服を汚していいよ!」

と言うと、こどもたちは大はしゃぎ!

水たまりに思い切りジャンプしたり、ジャブジャブしたり…

やりたい放題です!

汚してOKの服を着せているので、私もおおらかに見守ります(笑)。

 

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そして、見慣れた景色でも雨降りの日は、やはりあの絵本のように発見の連続でした。

路面に川のように流れる水の行方を探したり…

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クモの巣にキラキラと輝く雨粒に気づき、飽きるまで眺めたりするのです。

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本人たちがすっかり満足したところでおうちに戻り、

絵本の通りに沸かしておいたお風呂にみんなで入って身体を温めました。

ずぶ濡れになった後のお風呂は、また格別です♪

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お風呂の中で、雨のお散歩での出来事をわれ先にと話すこどもたち。

久しぶりにこどもの満面の笑顔を見ているうちに、

私の梅雨ストレスも、どこかに吹き飛んでしまいました♪

 

それにしても、どんな時も楽しめるこどもは本当に遊びの天才ですね!

大人になってすっかり忘れていた雨の日の新鮮な感動。

私ももう一度、こどもと一緒に感じることができてとても楽しかったです♪

 

「雨降り散歩をやってみたい!」という方は、

まずは絵本『雨、あめ』をお子さんに読んであげると、より盛り上がりますよ♪

 

※『雨。あめ』は、はらだこどもクリニックの待合室にあります。

ご来院の際はお手にとってみてくださいね。

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※写真はイメージです。

 

 

”トイトレ”に行き詰まったら読む絵本

脱力系 トイトレ応援絵本

脱力系 トイトレ応援絵本

おトイレさん

作・絵: きたがわ めぐみ

出版社: 教育画劇

 

連休も終わり、気候も安定するこの季節。

「今がチャンス!」

と、トイレトレーニングに取組んでいる方もいらっしゃることでしょう。

 

トイレトレーニング・・・通称 ”トイトレ”。

卒乳の次にやって来る大きなハードルです!!

 

ネットや本でやり方を調べ

トレーニングパンツや補助便座を買い込み

準備万端に取り組むも…

その進捗具合はまさに千差万別。

スンナリとおむつを卒業できる子もいれば、

なかなかトイレでできなくて、パンツを濡らす日々が続く子もいます。

 

床にできた水たまりを拭く時のガッカリ感って、

なんだか、想像した以上のものがあるんですよね〜。

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最初の頃はマニュアルの

「こどもがトイレを失敗しても、叱ってはいけません。」

というアドバイスを思い出し、こみ上げてくるイライラをグッとガマンしていたものの…

失敗が続けば、親のストレスは次第に積み重なるばかり。

 

ありえないとは思っていても

「この子はこのまま一生、おむつが取れないんじゃないかしら」

そんなブルーな気分に陥ったりするのです。

 

そんな、トイレの前で行き詰まっている親子を救うのが、この『おトイレさん』。

おトイレさんがトイレデビューする子を全面的に応援するお話。

便器に人格があるのがかなり斬新です!

 

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ひげ面でちょっとあやしい雰囲気ですが、読み終えると

「おトイレさん、なんかかわいい♡」

と思ってしまう不思議な魅力があります。

 

そのおトイレさんがトイトレ中のこどもをどう励ますか。

そのキーワードは爽快感とバカバカしさにあるようです。

 

トイレでうんちが成功したシーンは圧巻です。

おトイレさんが日の丸扇子を手に全力で応援してくれて

「あー、スッキリ!」という爽快感がページからほとばしってくるよう。

「そうか、トイレでするって気持ちがいいことだったんだ!」

と大人も思わず再認識してしまいます。

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そう、大人にとっては当たり前すぎて忘れがちなんですが、

トイトレにチャレンジするこどもにまず伝えたいのが

「オムツでするより、トイレでした方が気持ちがいい」

ということ。

このことを、この絵本はストレートに伝えてくれているのです。

絵本のチカラ、やっぱりすごい!

 

また、おトイレさんはおじさんだけに、ダジャレをひんぱんに繰り出します。

それが実にバカバカしくて、笑わずにはいられない。

「くだらない〜」と笑っているうちに、ふと肩の力が抜け

「まあ、一生オムツって事はないし、ゆっくりでいいか♪」

と思えてくるのです。

 

そうなったらもうけもの!

その時こそ、トイトレのゴールは近づいているのです♪

こどもがリラックスしてトイトレにチャレンジするのに何よりも大切なこと。

それは、見守る大人のココロのゆとりなのだから・・・。

 

育児が楽しくなる絵本

育児が楽しくなる絵本

 

はらだこどもクリニックの待合室には、育児が楽しくなる絵本が他にもたくさん。

こどもとの暮らしには、思うようにいかないこともたくさんありますが…

絵本はいつだって、そんな親子を応援してくれます♪

ご来院の際はお手にとってみてくださいね。

 

 

 

絵本で応援!春の新生活

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春は新生活スタートの季節!

お子さんが入園・入学を控えたご家庭では、こどもの成長に喜びを感じつつも、

「いやがらずに通えるかな…。」

「お友達と仲良く遊べるかな?」

なんて、ちょっぴり心配な気持ちになることもありますね。

そんなおうちの方の不安に寄り添い、新生活をサポートする絵本を発見!

本棚のこびとたちが、はらだこどもクリニックの待合室に並べてくれています♪

 

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桜色の本棚♪

 

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園服姿のこびとが絵本をご紹介

 

 

一年生になる前に読みたい絵本

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一年生になるんだもん

作: 角野 栄子

絵: 大島 妙子

出版社: 文化出版局

 

一年生になる準備は前の年の秋ごろから始まります。

健康診断に行ったり、ランドセルを買ったり、手さげ袋を作ったり……。

就学までの流れにそったストーリー。

ちょっとずつ準備が整っていき、わくわくしていく様子が伝わってきます♪

こどもはきっと、あれもこれも自分と同じだと共感できることでしょう。

 

そして、入学前のこどもは楽しみな気持ちだけでなく、不安な気持ちも入り交じるもの。

主人公のさっちゃんはクラス分けを知って

「お友達といっしょのクラスになれなかった〜」

と不安になってしまいます。

さっちゃんのそんな姿に「自分だけが不安じゃないんだ」と思えることでしょう。

 

入学前に是非読んであげたい絵本です!

 

保育園の楽しさを伝える絵本

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ほいくえんのいちにち

作:おか しゅうぞう

絵:かみじょう たきこ  

出版社:佼成出版社

 

初めて保育園に子どもを預けるママに、よく読まれている絵本です。

こどもに保育園のイメージをもってもらう事ができ、園生活になじみやすくなる、というのがその理由のよう。

園での生活が朝から夜まで細やかに描きこまれていて、1ページ1ページが見応え充分。

 

また入園前だけでなく、入園後に親子で読むのもおすすめ。

「これ、ぼくの保育園といっしょだ。」

「わたしもこんな風に遊んでるよ!」

なんて話題が弾んで、親が知らない園でのこどもの生活を知る事ができ、発見があります♪

 

お迎えを待つこどもの気持ちがわかる絵本

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おむかえ

作:ひがし ちから  

出版社:佼成出版社

 

園生活に馴染むまでは、朝、子どもに泣かれて辛い思いをする事も。

いたしかたない事とはいえ、泣き叫ぶこどもの声に平気でいられるママはいないですよね…。

そんな保育園デビューのママたちに支持されている絵本です。

 

朝、お母さんと別れて園で大泣きしてしまうこたろう君。

けれどお昼寝でお母さんの夢を見て、お迎えまでなんとか頑張ろうとします。

そんなこたろう君の姿に“お母さんが大好き!”という気持ちがあふれていて、読んでいて切なくなるほど。

 

仕事・家事・育児をこなすのに必死な毎日。

家族の為に頑張っているはずなのに

「子どもの気持ちを置き去りにしているのでは」と、不安になることもありますよね。

そんな時にぜひ読みたい、親子の心をつなぐお話。

 

ともだちとケンカした時に読みたい絵本

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ともだちおまじない

作: 内田 麟太郎

絵: 降矢 なな

出版社: 偕成社

 

進学・進級にともなって友人関係も変わると、コミュニケーションがうまくいかなくなり、モヤモヤするる場面も出てきますね。

そんな時に開いてみたい絵本です。

一冊丸ごと、ともだちが欲しい人にきくというおまじないがどっさり載っています。

五七五のリズムに乗って唱えられたおまじないの数々。

「ともだちってなんだろう?」

が一貫したテーマとなっている「おれたちともだち」シリーズの総集編的位置づけの作品です。

 

 

友達の作り方を教えてくれる絵本

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たろうのともだち

作:むらやまけいこ  

絵:堀内 誠一  

出版社:福音館書店

 

こどもの集団生活では、お友達と仲良くできるかどうかも気になるところ。

そんな時に読みたい「お友達の作り方」がテーマの絵本です。

 

庭をさんぽするこおろぎ。「ひとりぼっちじゃつまんないなぁ。」

そこで歩いていくとひよこがいたので「こんにちは。」

ところが機嫌の悪いひよこは小さなこおろぎを見ると

「けらいになれ!」

二人で歩いていくと今度は猫がいて、ひよこが声をかけるとやっぱり機嫌が悪い・・・。

最後に出会ったたろうの「けらいなんて、ぼくいやだ!」の一言でみんなが気が付きます。

「けらいなんていやだ、ともだちになろう。」

 

強い者が弱い者を従えるなんて、本当は誰も楽しくない。

友だちになるから、楽しく過ごせる。

そんなシンプルだけれど大切なことを教えてくれるお話です。

 

パッと目をひくレトロかわいいイラストは、堀内誠一さん画。

雑誌「an・an」「POPEYE」等を手がけたアートディレクターとしても有名です。

 

 

**************

 

登園を嫌がったり、お友達とケンカしたりと、心配の種は尽きない新生活のスタート…。

そんな時は、上でご紹介した絵本を親子で一緒に手に取ってみては?

絵本に描かれている子どもの姿に「この子もこんな気持ちだったのかな?」

と、我が子の気持ちを理解するきっかけになるかもしれません。

 

満開の桜に見守られて始まる新生活の中で、こどもたちはぐんぐん成長していきます。

それは、時に親が思いもしない速さで訪れて

「この子に、こんなことができるようになったんだ!」

と驚かされることも。

その時が訪れるのを楽しみに、気長に見守っていきたいですね

 

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ステキな出会いに恵まれますように!

 
 

あたたかい冬物語

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あけましておめでとうございます!

今年も絵本で楽しい暮らしを♪

ーーー本棚のこびとたち

 

お正月明けの冬晴れの空の下、枝ばかりになった木々をからっ風が吹き抜けていきます。

自転車の前かごに乗せたこどものほっぺたも、いつしかりんご色に…。

一年で最も厳しい寒さのこの季節は、身も心もぎゅっと縮こまってしまいそうですね。

 

ここははらだこどもクリニックの待合室。

ずらりと並んだ絵本が、寒風の中クリニックを訪れる親子をお迎えしています♪

 

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心を温めてくれる絵本をご紹介♡

 

今月の絵本のテーマは『あたたかい冬物語』。

「クリニックを訪れる親子の心が、少しでも温かくなりますように…。」

そんな願いを込めて、本棚のこびとたちが絵本をご紹介。

 

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北欧チックな本棚のこびと

北欧チックな本棚のこびと

 

 

こびとのくつや

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作: グリム

絵: バーナデット・ワッツ

訳: ささき たづこ

出版社:西村書店

 

貧しいくつ屋のために、夜中に現れたこびとたちが素晴らしいくつを作ります。

そのくつはどんどん売れていき、やがてくつ屋は大繁盛!

子どもの時もお気に入りのお話でしたが、大人になった今は仕事の〆切が迫ったときに決まって思い出すお話、でもあります。

「あのお話みたいにこびとが現れて、仕事を手伝ってくれたら…。」

 

てぶくろ

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絵:エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ

訳:うちだ りさこ

ウクライナ民話

出版社:福音館書店

 

あたたかそうな色合いの表紙が目を引く『てぶくろ』。

フォークロア調のフレーム模様がかわいくて、飾っておきたくなります。

 

森の中に落ちている手袋に、次々と動物達がやって来て住みついていくのですが…

ページをめくるたび、手袋のおうちが住み心地良さそうにリフォームされていく様子が何ともユニークです。

 

元はウクライナの民話だったこのお話。

厳しい寒さの中、きっとこども達はあまり外で遊べなかったのでしょう。

退屈しがちな冬の間、せめてこどもが想像の世界で遊べるようにと、誰かが暖炉の前でしてあげた楽しいお話が始まりだったのかもしれません。

 

私はこどもと歩いている時、道ばたに落ちている手袋を見つけ、

「中に、動物が住んでいるかも?」

なんて会話をしながら楽しい想像をふくらませたことがあります。

すると無味乾燥なアスファルトの歩道も、急に森の道になったような気がして、ずいぶん楽しくなったものでした。

 

想像力は、厳しい現実を乗り越えるためのチカラ。

そんなことを感じる事のできる、不滅の名作絵本です!

 

雪のかえりみち

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作: 藤原一枝

絵: はた こうしろう

出版社: 岩崎書店

 

雪がたくさん降った日は見慣れた風景も一変し、なんだかとてもドラマチック。

この絵本は、そんな雪の日の街を舞台にしたある男の子の成長物語です。

 

主人公は小学1年生の男の子。

突然の大雪。いつもと勝手の違う帰り道…。

お母さんは仕事をしていてお迎えには来れません。

頼みの綱のお兄ちゃんには会えず、初めて1人でバスで帰ることに。

寒さや不安に耐え、親切な大人に励まされながら、何とか家にたどり着いた男の子の気持ちを温かく描いています。

 

人気の絵本作家・はたこうしろうさんの中でもまほうの夏と並んで、特に人気の高い作品です。

 

手ぶくろを買いに

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作: 新美 南吉

絵: 黒井 健

出版社:偕成社

 

「人間は恐ろしいから、決してきつねと見破られてはならない。」

そう母ぎつねに言いつけられ、片方の手だけ人間の手に変えられた子ぎつねは、ひとりぼっちで人間の街に手袋を買いに行くのです。

ところが子ぎつねは、帽子屋で緊張のあまり人間の手と反対の手を出してしまい…。

子ぎつねは、無事に母ぎつねの元に帰って来れるのでしょうか?

 

表紙の絵を見て『ごんぎつね』を思い出す方も多い事でしょう。

どちらも新美南吉×黒井健のゴールデンコンビが手がけているのです。

 

『ごんぎつね』は、きつねが人間に殺められてしまう結末でしたが、

このお話では、きつねが「人間はいいものなのかもしれない」と思うところで終わります。

結末が、正反対なのも興味深いところです。

 

 

かさじぞう

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作:松谷 みよ子

絵:松永 禎郎

出版社:世界文化社

 

誰もが知っている『かさじぞう』。

大みそかの晩、貧しくも心優しい老夫婦におこった奇跡のお話です。

窓越しに聞こえてくる除夜の鐘をBGMにして読めば、お話の世界がより子どもの心に深く染み入っていくことでしょう。

お正月を迎えられる喜びにあふれたお話。

大みそかにこどもと味わいたい一冊です。

 

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寒さはこれからが本番!

体調を崩しがちな厳しい季節ですが、親子で元気にこの冬を乗り切りたいですね。

 

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☆おまけ☆ 絵本コーナーのどこかにマックロクロスケが!

 

 

 

クリスマスをワクワクして迎える絵本

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いよいよ12月!

イルミネーションがキラキラと輝く街を歩くだけで、なんだかワクワクしてきますね。

はらだこどもクリニックの待合室も、すっかりクリスマスムードです☆

 

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サンタ姿の本棚のこびとたちが、ワクワクをもっと高めてくれるクリスマス絵本を並べてくれています♪

 

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クリスマスに読みたい絵本、あります!

 

 

こんなサンタが来たらどうしよう!?

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まどからおくりもの

作・絵: 五味 太郎

出版社:偕成社

 

ここに登場するのは、大ボケなサンタ。

窓の中にちらっとみえる動物をみて、

「うさぎさんには、これ」

なんて窓から贈り物を放り込むのですが、これがカン違いの連続!

親子でクスっと笑ってしまうことでしょう。

 

【小さい子向けのクリスマス絵本としても】

クリスマス絵本はストーリー性があるものが多いので、対象年齢が5、6歳以上のものが主流となります。

その中で、文章も少なく穴あきしかけ絵本でもあるこの作品は、1歳くらいから楽しめるという声も。

幼児向けのクリスマス絵本としてもおすすめです!

 

1、2、3…数えて楽しむクリスマス絵本

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わたしのすてきなクリスマスツリー

作: ダーロフ・イプカー

訳: やました はるお

出版社:BL出版

 

アメリカで50年以上前から活躍し続ける絵本作家の作品です。

カウンティングブックになっているので、数に興味が出てきたこどもにぴったり!

そして、自然豊かな土地に暮らしてきた作者が描く動物達は、とてもいきいきとして魅力的。

なので、動物好きのこどもにもおすすめです。

”きびたいしめ”など、耳慣れない動物の名前も出てきて

「そういう動物もいるんなだなあ」と親子で勉強になったりします。

 

森の聖夜のイメージをかき立てられる表紙は、クリスマスのリビングに飾っておいても素敵♪

 

 

こんなクリスマスケーキを食べてみたい!

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ぐりとぐらのおきゃくさま

作: 中川 李枝子

絵: 山脇 百合子

出版社:福音館書店

 

ぐりとぐらが、森で見つけた大きな足跡は、二人の住むおうちまで続いてました。

玄関には、見たことあるような赤いコートが…?

この珍しいおきゃくさまと一緒に大きなチョコレートケーキを食べるシーンが、なんといってもハイライト☆

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こどもの憧れが詰まった、とても夢のあるケーキ

このケーキをそのまま再現をしたお料理上手な方もいらっしゃるようで…。

こちらのブログには、レシピも紹介されています。

なんでも、お子さんと一緒に作れるように考案したんだとか。

絵本を広げながら、親子で作るのも楽しそう♪

 

読み比べて、サンタの歴史を感じてみる!

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表紙のサンタの違いに注目!!

 

左の絵本

しずかなしずかなクリスマス・イヴのひみつ

詩:クレメント・クラーク・ムーア
絵:アンジェラ・バレット
訳:石井 睦美
出版社:BL出版

 

右の絵本

クリスマスのまえのばん

作: クレメント・C・ムーア
絵: ウィリアム・W・デンスロウ
訳: 渡辺 茂男
出版社:福音館書店

 

並んでいる2冊の絵本。

両方とも、1822年にアメリカで発表された

『クリスマスの前のばん』”The Night Before Christmas”

という詩を絵本化した作品なのです。

だから本文はどちらもほぼ同じ。

なのに、サンタクロースの雰囲気が全くと言っていい程違うんです!

 

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白いひげ&赤い服のスタンダードなサンタ

 

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よっぱらいのおじさん!?

 

下の絵…「サンタのイメージから遠い」と思いませんか?

上のサンタよりも若く、目つきがややギラついています。

鼻の赤さもあいまって、まるで一杯ひっかけたテンションの高いオジサンみたい…。

そして黒いコートとくわえたパイプがダーティーなイメージにさらに拍車をかけ、不審者感がアップ!

もし、こんなサンタに夜中に侵入されたら、子どもはおびえて泣くこと間違いなし。

迷わず110番通報してしまうことでしょう。

 

実は、このサンタが描かれたのはおよそ100年前

この絵本は、100年前初版のクリスマス古典絵本なのです。

 

【サンタクロース イメージ変遷の歴史】

今や世界中に広がったサンタ伝説。

その歴史をひもといてみると、サンタクロースのイメージは最初から固定されたものだったわけでなかったようです。

ここに描かれた「チョイ悪おじさんタイプのサンタ」の他にも、下の画像のようなサンタも!

 

世界最古

世界最古のサンタ像

 

すれ違うのもちょっと…な出で立ちです。

他にも妖精や恐ろしげな子鬼もあったそうで、長い歴史の中でいろんなタイプのサンタクロースが描かれてきました。

やがて黒い服が赤い服になり、小人から普通の背丈のおじいさんになったりしながら、次第にサンタ像が淘汰されていき…。

そして1931年にコカコーラのポスターに描かれたサンタクロースのイメージが世界中に広まって、今に至る…と言う訳です。

 

コカコーラのポスターのサンタ

コカコーラのポスターのサンタ

 

*この辺の歴史を非常に詳しく解説されたサイトがこちら

 

そしてこちらの絵本は2012年出版。

 

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現在の正当派サンタクロース

 

現在のサンタクロース像のイメージで描かれていますね。

 

長い歴史の中で、世界中の人々が共有しながらイマジネーションをふくらませてきたファンタジー。

それがサンタクロース伝説だと気付かせてくれる2冊の絵本。

ぜひお手に取ってみてくださいね。

 

 

個性的でかわいい!海外の絵本

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街に輸入雑貨のお店があると、ついつい立ち寄ってみたくなりますね。

お皿一枚にも、国内産の物とのデザインや材質の違いを感じられ、それがとっても楽しい♪

それと同じように、海外の絵本にもその国ならではの色使いやタッチがあります。

 

今月のはらだこどもクリニックの待合室には、個性的でかわいい海外の絵本がいっぱい!

フランス・イタリア・イギリス・アメリカ・ニュージーランド…。

海の向こうからやって来た絵本を、本棚のこびとたちが紹介します♪

 

旅するように絵本を読もう♪

旅するように絵本を読もう♪

 

 

フランスの色図鑑 

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はじめてのいろのほん

原題 Mon Petit monde en couleurs

 

作 デルフィヌ・バドルディヌ

絵 セヴリン・コルディエ

訳 堀内ゆかり

出版社 WORLD LIBRARY

 

色の名前を身近なものの名前で紹介するフランスの色図鑑。

シンプルかつおしゃれなイラストや、ブックデザインにさすがのセンスを感じます。

 

【日本とフランスの文化の違いを自然に学べる】

オレンジ色の例として、桃がカテゴライズされているのを見て、びっくり!

日本では、桃色=ピンク色。

でも、そうじゃない国もある…。

ものの見方は国によって違いがある。

そんなことを、子どもが気付くきっかけになりそうです。

 

【フランス語をもっと学んでみたくなる】

この本は日仏バイリンガル仕様の為、フランス語表記もありますが発音記号はありません。

なので、フランス語を学んでいないと読めない単語が続出します。

私はというと、フランス語はさっぱりです…。

それでも、フランス料理店・パン屋・ケーキショップなんかで見かけた単語もあり、読めるものも結構ありました。

「フランス語もずいぶん日本の生活に浸透したんだなあ」と実感。

眺めていると自然とフランス語に興味が湧くので、

「子どもとフランス語に親しみたい」と思う方にもうってつけの絵本でしょう。

 

イタリアのしかけ絵本

よる

あおい よるの ゆめ

原題 nella note blu

作・絵 ガブリエーレ・クリーマ

訳 さとう ななこ

出版社 WORLD LIBRARY

 

イタリアのしかけ絵本。

指で仕掛けをスライドさせると絵が変わります。

指先一つで空に虹をかけたり、街に明かりが灯ったり…

まるで魔法使いになったような気分で、ワクワクしてしまいます。

明るく豊かな色彩感覚もイタリアらしくてステキ。

丈夫にできているので赤ちゃんから楽しめます♪

 

ニュージーランドのダイナミックな絵本

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やまとあな

原題 Hill & Hole

作 カイル・ミューバーン

絵 ヴァサンティ・アンカ

訳 おおさく みちこ

出版社 WORLD LIBRARY

 

なかなかお目にかからないニュージーランドの絵本は、とにかくダイナミック!

登場するのは、大きな山と大きな穴。

話しているうちにお互いがうらやましくなり、なんと、立場を交換することにしました。

モグラの助けを借りて、山は穴に、そして穴は山になるのです。

さて、立場を入れ替わってみて、いったいどうなったのでしょう…?

 

「あんな生活だったらいいなあ」

「あんな美人だったら…。」

なんて他人をうらやましく思ったりすることってありますよね。

登場するのは「山」と「穴」だけなのに、そんな人間自身のサガを見ているような気持ちになります。

 

そして、最後のページにはなんとも意味深な言葉が。

読み終わって、こどもと思わず「これはいったい…???」

と顔を見合わせてしまうかも。

 

 

アメリカのねこ絵本

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いたずらこねこ

作 ポール・ガルドン

訳 中井貴恵

出版社 ほるぷ出版

 

マザーグースの有名な唄を絵本にしたアメリカの作品。

ねこの表情がとっても生き生きしていて可愛い!

特に、ねこ好きの方におすすめの一冊です。

 

見逃せないのが、子ねこ達が食べる美味しそうなねこの顔のパイ。

とてもキュートで、おいしそうなんです!。

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子どもに「作って!」とせがまれ、先日ついに再現してしまいました(笑)。

フィリングは赤いということしかわからなかったので、いちごのプレザーブ+カスタードクリームを入れてみました。

甘酸っぱくてサクサクしてとても美味しかったです♪

 

ねこのいちごパイ

ねこのいちごパイ

レシピはこちらから

 

 

イギリスの古き良き時代の絵本

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ゆうびんやのくまさん

作: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

絵: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン

訳: 間崎 ルリ子

出版社 福音館書店

 

郵便屋のくまさんの一日を描いた絵本。

舞台はイギリス。

クリスマスの日。雪の降りしきる中、くまさんはみんなが楽しみにしているクリスマスカードなどを配達しています。

働く姿がとてもステキに描かれているので、きっと子どもは郵便やさんごっこをやりたくなるに違いない…。

イギリスののどかな時代の暮らしぶりが丁寧に描かれていて、まるでおいしい紅茶を飲んだ時みたいにほっとする絵本です。

小さな手におさまりやすい小振りなサイズも、人気のヒミツ。

ちなみにこの「おしごとくまさん」シリーズは、他にパン屋、植木屋、石炭屋、牧場編もあります。

 

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個性あふれる世界の絵本はどれも魅力的!

「みんなちがって、みんないい。」

そんな、当たり前なのに忘れがちなことを教えてくれているよう。

 

「最近、子どもを叱ってばかり…。」

こんな時は、

「◯歳だから、これができないといけない。」

「いいお母さんにならないといけない」

なんて知らず知らずに育児にプレッシャーを感じているのかも。

そんな時は世界を旅する気持ちで、海外の絵本を親子で手にとってみては?

様々な価値観に触れることで視野がぐっと広がり、気持ちが軽くなれそうです♪

 

 

ハロウィンパーティーで読みたい絵本

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「こどもとハロウィンパーティーを楽しみたい♪」

お部屋をハロウィングッズで飾りつけ、ハロウィンのごちそうを用意して、ハロウィンのコスチュームに着替えて…。

これで準備完了!

いいえ、もう一つ忘れちゃいけないものがあります。

それは、こどもたちに読んであげるハロウィン絵本!

パーティーでハロウィンをテーマにした絵本を読んであげれば、ハロウィンについての理解が深まり、パーティーがさらに楽しくなること間違いなしです。

今月のはらだこどもクリニックの待合室では、パーティーにぴったりのゆかいなハロウィン絵本を、本棚のこびとたちがご紹介しています。

ハロウィンパーティーで読む絵本選びのご参考にどうぞ♪

 

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ハロウィンってなあに?に答える絵本

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ハロウィン ドキドキ おばけのひ

作:ますだ ゆうこ 絵:たちもと みちこ

出版社:文溪堂

 

ハロウィンがどんなお祭りなのかがよくわかる絵本です。

初めてのハロウィンにピッタリ♪

こどもでも出来るおばけのコスチュームの作り方や、ハロウィンパーティーのごちそうのレシピなど、ハロウィンを楽しむヒントが満載!

ちなみに巻末の「ハロウィンの迷信とおまじない」にも、こどもは興味シンシンの様子。

 

 

パーティーが盛り上がる!

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しゃっくりがいこつ

作:マージェリー・カイラー 絵:S.D. シンドラー

訳:黒宮 純子 出版社:セーラー出版

 

アメリカの絵本らしくこどもに媚びない恐ろしげな絵ですが、内容は本気のコメディーです!

しゃっくりが止まらないがいこつが色々と止める方法を試すのですが、ことごとく失敗に終わります。

死んでいるのに、生活感たっぷりのがいこつの暮らしっぷりがオカシイ。オチも秀逸です。

ギャグがわかってくる4歳くらい〜小学校高学年まで大人気の絵本。

ハロウィンパーティーでの読みたい絵本No.1です!

 

フランス生まれのキュートなおばけ

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おばけパーティー

作・絵:ジャック・デュケノワ 

訳:大澤 晶

出版社:ほるぷ出版

 

『おばけパーティー』は、なんと20年来のロングセラーの作品!

ポップな絵柄だから、そんな昔の作品には見えませんでした。

今では世界17カ国で愛されているそうです。

ストーリーの随所でこどもの喜ぶツボを押さえてあって

「こどもの心をよくわかっている人だなあ〜」

と思っていたら、なんと作者は元幼稚園の先生。

ナットクです!

 

小さなこどもも楽しめる仕掛け絵本

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ぶきみなやつら

訳:きたむら まさお

著者:セント・マーチンズ・プレス

編者:きたむら まさお

出版社:大日本絵画

 

クリニックで毎年大人気のハロウィン仕掛け絵本。この本で2代目です。

絵もシンプルでかわいく、小さな子どもが楽しめるしかけ絵本になっていて、ハロウィンのことがわからなくたって、単純に楽しめそう。

ページをめくると小さな窓がいくつも現れるので、そ〜っと開けてみて♪

 

ハロウィンナイトのちょっといい話♪

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きょうはハロウィン

作:平山暉彦

訳:大澤 晶

出版社:福音館書店

 

月刊絵本「こどものとも」出版時の反響が大きく、その後ハードカバー化された絵本。

外国(アメリカかな?)に引っ越したばかりのちょっと内気な男の子が、近所のこども達と初めてのハロウィンを体験する中でお友達ができる様子を描いていて、いわば成長物語といったところです。

ハロウィーンがテーマの絵本というと

*ハロウィンについて説明する作品

*ドキドキ系の作品

がほとんど。

だから、こういう心が温かくなるお話って珍しいし、親としては嬉しい。

内気なこどもの励みになりそうな、いい絵本です。

 

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クリニックにお越しの際は、お手にとってお気に入りのハロウィン絵本を見つけてくださいね♪

HAPPY HALLOWEEN!

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あそこにいるのは、もしや…!?

 

 

秋を感じる絵本

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9月に入ったとたんに秋の空気に入れ替わったようで…。

ここ大阪では初秋らしいお天気が続いて、とっても爽やかな日々です♪

実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋などなど、秋は楽しいことがいっぱいですね。

今、はらだこどもクリニックの待合室の本棚には秋を感じる絵本がにぎやかに並んでいます。

「クリニックを訪れるこども達の秋が、より楽しくなりますように」

そんな思いで本棚のこびとたちがピックアップした絵本をご紹介していきます♪

 

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秋を感じる絵本を、本棚のこびとがセレクト♪

 

衝撃のラストシーン…あなたはどう思う?

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ごんぎつね

作:新美 南吉

絵:黒井 健

出版社:偕成社

 

兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心からついとってしまったキツネのごん。

少しでもつぐなおうと、ごんは兵十の家の軒先に心づくしの贈り物をそっと置いてくるのですが…。

ごんの善意に兵十は気付かず、なんと兵十は、銃でごんを撃ち殺してしまうのです。

この衝撃のラストシーンが心に残っている方も多いことでしょう。

 

「なにも、ごんが死ぬ必要はなかったんじゃない?」

「作者はこの物語で、一体何が言いたかったの?」

 

そんな感想を持つ人も多い、今なお波紋を呼ぶこのラストシーン…。

なんだかとても気になって、新美南吉の人物像を紐解いてみることに。

すると、思いがけない発見があって…思わず別立てで記事にしてしまいました♪

興味のある方はどうぞ↓

『ごんぎつね』衝撃のラストシーンの理由は?

 

どんぐりを見つけたら…

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どんぐり

作・絵:こうやすすむ

出版社:福音館書店

 

小さなこどもってどんぐりが大好きですよね。

ころん、とした形の可愛らしさ。ツヤツヤしていて、なんだか美味しそう!

そんなビジュアルに惹かれるのでしょうか。

 

そんな身近などんぐりに隠された秘密がわかる科学絵本です。

どんぐりを食べるリスやネズミ。

でも、食べるだけでなくて、どんぐりの木にちゃんとお礼もしています。

助け、助けられる自然界の営みが、小さなこどもにもわかるように描かれています。

身近などんぐりを通して、こどもの「科学する目」が開くきっかけになりそう。

 

絵とストーリーを手がける作者のこうやすすむさんは、樹木・森林生態の研究者だそうで…。

納得の説得力です!

 

 

お月見に持っていきたい絵本2冊

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パパ、お月さまとって!

作:エリック・カール

訳:もり ひさし

出版社:偕成社

 

幼児にとって、月はとても不思議な存在のようです。

近くに見えているのに決して届かない…。

うちの子も、2歳くらいの時にジャンプして月を取ろうとしたことがありましたっけ。

 

このお話のモニカも、夜空に浮かぶ月がどうしても欲しくなり、とうとうパパに

「お月さまとって!」

とムチャなお願いをするのです。

が、このパパ、娘のそんな荒唐無稽な願いを叶えてしまいます!

「絵本でしか出来ない事をやってくれた!」

そんな感のある大胆な展開と、楽しい仕掛けがこどもの心を捉えて離しません。

 

そしてこの絵本、お月見に持って行って読むと最高なのです!

パパが、長いハシゴを持ち出して月を取りに行くというシーンで、本物のお月さまとコラボレーション!

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本当に月までハシゴが届いたみたいです☆

 

※上記のお月見の様子をこちらに書いています↓

こどもとお月見…準備から楽しんで ♪

 

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かぐやひめ

作:舟崎 克彦

絵:金斗鉉

出版社:小学館

 

かぐやひめが月に帰っていったのも十五夜の夜だったとか…。

月明かりの下で読んであげるとよりロマンティックな気持ちになれそう。

これもお月見に持っていくとバッチリはまる絵本です。

 

ご存知のように、かぐやひめの絵本は数多く出版されています。

こういう誰もが知っている昔話の絵本は、絵柄がアニメ調になるか、または個性的すぎてこちらの物語に抱いているイメージから遠すぎるものになるか、というパターンが多いように感じています。

そんな中でもこの作品は、平安調でありながら現代の感覚にもマッチする絵でおすすめです!

 

 

秋空の下のピクニックに

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ちいさなくも

作・絵:エリック・カール

訳:もり ひさし

出版社:偕成社

 

こどもが雲を見て「おさかなみたい!」「かおにみえる!」

なんて想像をふくらませるのは、世界中どこの国でも同じ。

そんなこどもの伸びやかな空想をそのまま絵本にしたようなとても夢のある作品。

すいこまれそうな青空が見事に表現されていて…。

秋の澄んだ青空の下のピクニックに持っていきたくなる一冊です。

 

 

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秋は、読書の秋とも申します♪

クリニックにお越しの際はぜひ、魅力あふれる秋を感じる絵本をお手にとってみてくださいね。

 

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夏を彩る絵本

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大阪の梅雨明けはこれからですが、はらだこどもクリニックの本棚は一足先に夏真っ盛り!

海辺でバカンスを楽しむ本棚のこびとたちが、夏を彩る絵本を紹介してくれています♪

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ひまわりのおはなし

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おひさまみたいに

文:スーザン・マリー・スワンソン

絵:マーガレット・カドス=アーヴィン

訳:ふしみ みさを

出版社:ほるぷ

 

小さな種がひと夏のうちに自分よりも大きくなる不思議さ。

真夏の太陽にも負けない、力強い美しさ…。

そんな素朴な感動が、ページをめくるたびにあふれてくる絵本です。

ひまわりを育てている時に読んであげると、花が咲くのがもっと楽しみになりそう♪

 

キャンプのおはなし

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ようこそ森へ

作:村上 康成

出版社:徳間書店

 

森にキャンプにやってきた家族。

テントを張ってたき火をおこし、星を見ながらごはんを食べる楽しげなその様子を、表紙に描かれたカケスという野鳥がそっと見守っていて…。

カケスの目線から人間を見る事で、キャンプをする上でとても大切なことを知らず知らずのうちに気付く事ができます。

キャンプに持参して、夜、ランプの下で読むと想像力がふくらみそう。

 

はじめての海のおはなし

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うみ ざざざ

作:ひがし なおこ

絵:きうち たつろう

出版社:くもん出版

 

初めて海で泳いだ時、大きな波の音にびっくりしませんでしたか?

そして水平線を見た時「どこまで広がっているのかな・・・」

と不思議な気持ちになりませんでしたか?

そんな一つ一つの感動が、丁寧かつ爽やかに描かれています。

海デビューの想い出をそのまま閉じ込めたような絵本を、海のお出かけにぜひ。

 

船の旅のおはなし

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ふねくんのたび

作:いしかわ こうじ

出版社:ポプラ社

 

ちいさなふねくんはたのまれた手紙を届けに、大きな港町まで出かけることになりました。

大海原を船で旅している気持ちになれる爽やかな一冊です。

心躍る迫力の見開きページが見どころ!

船の旅のお供にも…。

 

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こうして並んだ絵本を眺めていると、夏って本当にビビットな色にあふれていることに気がつきます。

そしてこどもにとっての夏は、大人の夏よりも色鮮やかな色彩に彩られたものなのかもしれません。

クリニックにお越しの際は、ぜひお子さんと一緒にお気に入りの夏絵本を見つけてみてくださいね。

 

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