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B型肝炎ワクチンは、2016年10月から新たに定期接種となります。

(対象になる方…2016年4月以降に生まれた0歳児)

これまでは任意接種だったことから、定期接種の対象外となるお子さまをお持ちの方の中には

「B型肝炎ワクチンも受けた方がいいのかな。でも、費用もかかるし…」

と悩む方も多いようです。

 

B型肝炎ワクチンとは

肝臓がんや肝硬変から命を守る「がん予防ワクチン」です。

B型肝炎ウイルスに感染し、慢性肝炎になると長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。

国内ではB型肝炎ウイルスの感染者は約100万人(約100人に1人)と推定されており、だれでもかかる可能性のある病気です。

 

B型肝炎ワクチン接種は世界の標準

WHO(世界保健機関)は、1992年、世界中の子どもたちに対して、生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示しており、現在ではほとんどの国で定期接種になっています。

B型肝炎ワクチン接種はすでに世界の標準であり、定期接種対象外のお子さんにもぜひ受けて頂きたいワクチンなのです。

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幼児期のB型肝炎ワクチン3回の接種率 出典:WHO(世界保健機関)Immunization coverage with 3rd dose of HepB vaccines in infants,2009

 

いつから接種できるの?

何歳でも、希望した時から接種をスタートできます。

性交渉で感染しますので、思春期までに接種しましょう。

 

費用は?

任意接種の場合 … 1回 4,000円× 3回

 

参考 
KNOW☆VPD! VPDを知って子どもを守ろう!