春の訪れとともに気温も上昇。
「冬も終わったし、もう子どもの保湿ケアをしなくてもいいかな♪」
と安心してはいませんか?
しかし、春の空気は冬と同じくらいのレベルで乾燥しているのです!
気象庁の年間気象データ(大阪)でも、3〜5月の平均湿度は12月よりも低く、最小湿度に至ってはむしろ冬よりも低いというデータが示されています。
赤ちゃんの皮膚はとても薄くてデリケート。
引き続きお子さんの肌のケアをしていきたいですね。
乾燥肌になるメカニズム
そもそも、乾燥肌とはどのようになるのでしょう?
①乾燥により、皮膚の一番外側の表皮のバリア機能が壊れる
②バリア機能の低下により、異物が入り炎症が起こる
③痒くなる
④掻いてしまい、湿疹ができてさらに痒くなる
子供は皮膚が薄いため、こうした状態に陥りやすいのです。
こどもは皮脂が少ない
また、肌の潤いは皮膚の保湿成分によって保たれているのですが、その構造は
①皮脂
②角質細胞間脂質
③天然保湿因子
で成り立っています。
このうち、子供は①が少ないので乾燥肌になりやすいのです。
そのため、保湿成分を補ってあげることが大切になってきます。
※アトピー性皮膚炎では②や③に異常が見られます。
保湿の仕方のポイント
基本的な保湿の手順は以下の通りです。
①入浴で肌に水分を与えます。
②入浴後すぐに保湿成分を含む保湿剤の塗布します。
③水分の蒸散を防ぐワセリンなどの閉塞剤を塗ります。
しかし、こどもの肌の症状は一人一人違っているものです。
「どんな保湿剤を選べばいいの?」
「アトピーなのか、乾燥肌の湿疹なのかわからない。」
こんな疑問をインターネットで調べているうちに、
「どの情報を信じてよいかわからず、かえって混乱してしまった」
という方も多いことでしょう。
はらだこどもクリニックでは、
●お子さんの年齢・肌の状態に合った保湿剤を処方。
●スキンケアの方法を丁寧にご説明します。
お子さんの肌の悩みも1人で抱えず、お気軽にご相談してくださいね。