ここ大阪では、新型コロナウイルスの感染がほぼ収束しました。
とは言うものの、抗体検査でどれぐらいの方が感染したかを調べたところ、数%、もしくは1%未満という結果が…。
残念ながら、第2波が起きる事を想定しなければなりません。

緊急事態宣言で控えていた予防接種を、今のうちに進めておきましょう。
この冬はインフルエンザの予防接種を早めに開始したいと思っております。

以下、次の波が来る前に接種した方が良いワクチンを、年齢別にご紹介しています。

 

0〜2歳

BCG接種(無料)

大阪市内は集団接種のため自粛期間は中止されていましたが、5月21日から再開されています。
またコロナの流行があると中止になる可能性がありますので、行ける時に接種しておきましょう。
大阪市内在住の方なら、お住まいの区以外でも、どこの区の会場でも接種できます。
詳細はこちら(大阪市HP BCG集団接種について)

【標準接種年齢】 生後5ヶ月〜8ヶ月
※ 1歳の誕生日前日まで可能

ただしH31年4月2日生まれ〜R2年4月1日生まれのお子さんについては、2歳の誕生日前日まで接種可能です。
お住まいの区の保健センターにお問合せください。

 

6か月〜19歳

日本脳炎ワクチン(無料)

日本の夏は高温多湿化し、蚊に刺されることが多くなっていますので、蚊が媒介する日本脳炎の予防も早めにしておくことをお勧めします。

【接種可能年齢】 生後6か月から(以前は3歳からでしたが、早く接種できるようになりました)

①1〜4週おきに2回接種(できれば3~4週おきに)
②6か月以上あけて追加の接種(標準1年あけて)
③9歳で、さらにもう一度追加接種をします。

※ 9歳以上で4回接種できていない場合は、クリニックまでご相談ください。

TEL 06-6537-9213

※ H7年4月2日〜H19年4月1日生まれの方 … 特例で20歳未満の間、無料で接種できます。

 

5~6歳

MRワクチンの追加接種(無料)
● おたふくかぜワクチン(自費5000円)の追加接種

どちらも、小学校入学までに接種しておきましょう。

また、以下2種のワクチンも強く接種をお勧めしています。

三種混合ワクチン(自費3000円)

小学生の長引く咳の原因に、百日咳の流行があります。
百日咳ワクチンは赤ちゃんの時に接種する四種混合ワクチンの中に入っているのですが、この免疫が徐々に下がってきて、最近、小学生の間で百日咳の流行がみられます。
百日咳にかかると1か月以上咳が続いたり、喘息の引き金になったりします。
また、生まれたばかりの赤ちゃんが百日咳をもらうと重症になり、入院しなくてはいけません。
入学前に三種混合ワクチンを接種しておくと安心です。

ポリオワクチン(自費8000円)

同じく4種混合に含まれるポリオの免疫も徐々に下がってくる為、この時期にポリオワクチンを追加接種しておきましょう。(先進国では、ポリオワクチンを5回接種しています)
現在の日本では四種混合ワクチンは5回目の接種はできないため、三種混合ワクチン+ポリオワクチンを接種することになっています。