
いよいよ梅雨に突入しましたね。
この時期の悩みの一つが、こどもに外遊びをさせられないこと。
おうちのなかでしか遊べない日が続くと、こどもはストレスがたまり不機嫌になりがちです。
私も、買い物や洗濯が思うようにはかどらず、ストレスを感じているところに
こどもが言うことを聞かないとなれば、イライラはMAXに!
あっという間に家庭内の空気は、梅雨空のようなどんよりムードに…。

そんな時に出会ったのが、この絵本。
ここには梅雨時の親子のイライラを吹き飛ばし、
雨の日が最高に楽しくなる方法が書かれてあったのです!

『雨、あめ』
作: ピーター・スピアー
出版社: 評論社
【あらすじ】
土砂降りの雨の日、おかあさんは二人のこどもにレインコートを着せて
「お散歩に行っていらっしゃい!」
と大胆に外に送り出します。
いつもの景色も雨降りの日は発見がいっぱい!
雨降りの散歩をこどもたちは思い切り楽しむのです。
『雨、あめ』に学ぶ雨の日の楽しみ方
「雨だから外で遊ばせられない」
ではなく
「雨だから楽しめる外遊びもある」
という逆転の発想に衝撃を受けました。
ある雨の日、この絵本をこどもたちと読んだ後
「同じこと、やってみようか?」と持ちかけると
「やりたい!!」と大喜び!!
【雨降り散歩を楽しむポイント】
● レインコート+長靴スタイルで。
● 泥水で汚してもOKの服を着せる
● 風邪を引かせないよう、お散歩に行く前にお風呂を準備しておく。
ちなみに、この絵本の中ではこどもだけでお散歩をさせていますが…
舞台となっている自然豊かな地域と違って、うちは都会暮らしですし、
小学校低学年と幼稚園生のこどもだけで外出させるのは、さすがに不安。
なので、私もレインコートを着込み、
こどもと一緒に自分も雨を楽しむつもりでお出かけしました♪

雨降りのお散歩、楽しい!
近所の公園に行ってみると、案の定誰もいません。貸切気分です♪
「今日はトクベツに、服を汚していいよ!」
と言うと、こどもたちは大はしゃぎ!
水たまりに思い切りジャンプしたり、ジャブジャブしたり…
やりたい放題です!
汚してOKの服を着せているので、私もおおらかに見守ります(笑)。

そして、見慣れた景色でも雨降りの日は、やはりあの絵本のように発見の連続でした。
路面に川のように流れる水の行方を探したり…

クモの巣にキラキラと輝く雨粒に気づき、飽きるまで眺めたりするのです。


本人たちがすっかり満足したところでおうちに戻り、
絵本の通りに沸かしておいたお風呂にみんなで入って身体を温めました。
ずぶ濡れになった後のお風呂は、また格別です♪

お風呂の中で、雨のお散歩での出来事をわれ先にと話すこどもたち。
久しぶりにこどもの満面の笑顔を見ているうちに、
私の梅雨ストレスも、どこかに吹き飛んでしまいました♪
それにしても、どんな時も楽しめるこどもは本当に遊びの天才ですね!
大人になってすっかり忘れていた雨の日の新鮮な感動。
私ももう一度、こどもと一緒に感じることができてとても楽しかったです♪
「雨降り散歩をやってみたい!」という方は、
まずは絵本『雨、あめ』をお子さんに読んであげると、より盛り上がりますよ♪
※『雨。あめ』は、はらだこどもクリニックの待合室にあります。
ご来院の際はお手にとってみてくださいね。

※写真はイメージです。