便秘症はついつい「たいしたことはない」と軽視されがち。

しかし、便秘になると、排便の際にとても痛い思いをしたり、苦しんでいることが多く、決して放置して良い病気ではありません。

放置しておくと、便秘症はどんどんひどくなります。

しまいには「巨大結腸症」といって、腸が異常にふくらんでしまったり、「遺糞症」(いふんしょう)といって、おもらしが続く状態になってしまうことがあります。

こどもの便秘症は珍しいものではなく、10人に1人くらいか、それ以上と考えられています。

離乳の開始や終了の頃、トイレトレーニングの頃、学校へ通い出した頃に慢性便秘症が始まりやすいと言われています。

該当の時期はお子さんの様子を気をつけて見守ってあげたいですね。

 

症状

少量の硬い便が頻繁に出る・ 便に血がつく事がある

最後の排便から5日以上お通じが無い

このような症状がある時は治療が必要です。

排便カレンダーをつけながら、食事・綿棒刺激や浣腸などの生活指導、そして投薬と、状態に応じて治療していきます。